In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

イギリスの公衆衛生学(MPH)の大学を選ぶ際に参考にしとくといいこと。

協力隊の後輩隊員から何点か大学に関しての質問があり、そういえば、大学を選ぶ際にBEOさん以外の情報はHP以外ほとんどなかったなーという自分の経験を振り返って、今回先生に何点か質問してきたので、大学選びの際の一つの基準になるのではないかと思い、ここにアップしようと思います。

 

Public Health (International) MPH - University of Leeds

 

 

MPHとMPH(international)の違いとは?

 

先生自身もものすごく詳細に知っているわけではないけど・・・・という前提の基で、リーズ大学の特色としてMPH(international)というタイトルになっていることに注目してもらいたいとのことです。

このinternationalが示す通り、自分のコースの学生のほとんどが途上国出身(特にアフリカ)であるというのが最大の特徴です。

一例としてYork大学の公衆衛生学のコースはほとんどがイギリス人であるとのことから、将来協力隊経験者の方のように、また途上国へ戻りたいな・・・と考えている人はこのようなところがリーズ大学の強みではないかと。また他の大学を決める際にも国籍等の人員構成を大学側に聞いてみるといいかもしれません。

今自分を振り返ると、その当時は国籍等の構成にまで頭が回らず、リーズ大学を評判やIELTSの結果等から選んだわけですが、結果的に自分が対象としたいエリアを考えると、リーズ大学がまさにSpot on だったので、何かやっぱりそういう御縁があったのかなーと少し感慨深いものがありますね。がんばって無事に卒業したいです。

 

カリキュラム的になにか違うのか?

 

これは先生曰く、大筋ではほとんど変わりがない。とのことです。

ただ、前述のように、リーズ大学は途上国に重きを置いていたり、一方でヨーク大学は、医療経済に重きを置いていたりと、一応それぞれに特色、強みがあるとのことなので、興味がある大学に関してはその辺りを調べてみるといいかもしれません。

 

自分のコースでいうと、かなり実践的なことがら(特に途上国での)が、基本的に国籍等を考慮しても多いので、もしかすると先進国の医療システムの中での公衆衛生!!ということになると少しギャップが卒業してから生じてしまう・・・・かもしれません。

 

入学前にしておいたほうがいいこと

 

これに関しては、本当に全然情報が無かったので、非常に今回参考になりました。

イギリスの大学院は一年と短く、入学してすぐに修士論文のテーマについて考えるように言われます。もちろん公衆衛生を受けるような方はすでにテーマがある程度決まっている人も多いと思いますが、事前に可能な限りデータ、文献を絞っておくとかなりその後の修士論文執筆の際に楽になるのではないか。

 

とのことでした。

 

また、最後に先生曰く、やはり先進国から来る人間にとって途上国での内容は全て「違うもの」と考えなければいけない。

 

そのために彼らとどれだけキチンとコミュニケーションを取れるか。が一つの学生生活の大きな要だろう。

 

とのことでした。

 

正直グループディスカッション等に関しては、全てにおいて彼の意見にYesとは言えませんが(不必要だと感じられる場面でのディスカッションも多いし、至上主義感が否めないから。一人で考えたほうがクリアになる時も多いと自分は感じているので)。

彼らの日常をベースにした意見は非常に後々に参考になるし、また「どのように自分の意見を相手に伝え、納得させていくか」ということに関しても非常にこの学生生活を通して磨かれるのでは無いかと思います。

 

ということで、以上質問からザッとまとめた感じです。

またもし何か質問があれば、今後も回答を載せていく・・・かもしれません。

 

ではでは。