In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

嬉しかったこと と がっかりしたこと。

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ある日、研究所に行くと、部門長がいつも以上にテンションが高く、わざわざ自分のところに寄ってきた。

なんなんじゃ~~!!!

と思っていたら、

彼 「お前が作った教材がすごくいいので、あれを今後の研究所の学生にはコピーして配布しようと思っている!他に何か付け足せるか??」


私 「マジか!!!前からずっとあったのに気づくの遅せぇ!!笑」


と。


前、ブログにも書いたけれど、学生に対しての教材がガーナは本当に不足しています。


説明はまさかの全部口頭→書き写し。


必然的に教師が言うことが絶対になっちゃうから先生はえらっそうなのかなーとも思ってました笑


んで、いくらなんでも、毎日やる仕事のことを全く意味もわからずやるのはだめでしょう。


ということで、教材を作った。


よく出る病気のアトラス。 血球の見分け方。 免疫とは何か。等々。


作った。


といっても、ネットから必要そうなものを選び出して、それを基にパワポとかで書類を作っただけですが。


それをどうやら彼はいたく気に入ってくれたみたいだ。


こちらとしては結構嬉しい・・・が、


この後問題発生。


そのテキストがどこを探してもない。

ないないないと30分くらい探して結局無く・・・

後日、学生の一人が無断で持ち帰っていたことが判明。

いやいや。と

持って帰られたのは、まぁそれだけの価値があったということで、少しは嬉しいにしろ。

言わなかったらこいつちゃんと持って返ってきたのか。そもそもちゃんと理解しているのか・・・・

と。


というのも、研究所に以前合った割としっかりとした寄生虫の本も、学生が無断で持っていって、そのまま返さなかった経緯があるので。

ここらへんの管理が本当に本当に杜撰です。

というか、学生。

お前ら、スマートフォン持っているんだから、なんでも調べられるだろう。


本当にWhats app か Facebook かゲームしかしているところをみたことがありません・・・・


作った教材をほめられて久しぶりにテンション上がった後に来るこのがっかり感。


前回書いたようにやっぱり使う人が本当にやる気あるのかな。


と思う人ばかりで、この研究所にはあまり期待をしていないので・・・


二年経つと、本当に見る目線があまりにも違いすぎて、たまに眩暈を覚えることもありますが・・・・

 

ただ、まぁ1%くらいはいてくれることを期待する真面目で、熱意のあるガーナ人の為に、あとちょっと頑張ろうかなぁ・・・・


と思っています。

 

http://ghanabluesky.tumblr.com/