In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

イギリスの公衆衛生学(MPH)の大学を選ぶ際に参考にしとくといいこと。

協力隊の後輩隊員から何点か大学に関しての質問があり、そういえば、大学を選ぶ際にBEOさん以外の情報はHP以外ほとんどなかったなーという自分の経験を振り返って、今回先生に何点か質問してきたので、大学選びの際の一つの基準になるのではないかと思い、ここにアップしようと思います。

 

Public Health (International) MPH - University of Leeds

 

 

MPHとMPH(international)の違いとは?

 

先生自身もものすごく詳細に知っているわけではないけど・・・・という前提の基で、リーズ大学の特色としてMPH(international)というタイトルになっていることに注目してもらいたいとのことです。

このinternationalが示す通り、自分のコースの学生のほとんどが途上国出身(特にアフリカ)であるというのが最大の特徴です。

一例としてYork大学の公衆衛生学のコースはほとんどがイギリス人であるとのことから、将来協力隊経験者の方のように、また途上国へ戻りたいな・・・と考えている人はこのようなところがリーズ大学の強みではないかと。また他の大学を決める際にも国籍等の人員構成を大学側に聞いてみるといいかもしれません。

今自分を振り返ると、その当時は国籍等の構成にまで頭が回らず、リーズ大学を評判やIELTSの結果等から選んだわけですが、結果的に自分が対象としたいエリアを考えると、リーズ大学がまさにSpot on だったので、何かやっぱりそういう御縁があったのかなーと少し感慨深いものがありますね。がんばって無事に卒業したいです。

 

カリキュラム的になにか違うのか?

 

これは先生曰く、大筋ではほとんど変わりがない。とのことです。

ただ、前述のように、リーズ大学は途上国に重きを置いていたり、一方でヨーク大学は、医療経済に重きを置いていたりと、一応それぞれに特色、強みがあるとのことなので、興味がある大学に関してはその辺りを調べてみるといいかもしれません。

 

自分のコースでいうと、かなり実践的なことがら(特に途上国での)が、基本的に国籍等を考慮しても多いので、もしかすると先進国の医療システムの中での公衆衛生!!ということになると少しギャップが卒業してから生じてしまう・・・・かもしれません。

 

入学前にしておいたほうがいいこと

 

これに関しては、本当に全然情報が無かったので、非常に今回参考になりました。

イギリスの大学院は一年と短く、入学してすぐに修士論文のテーマについて考えるように言われます。もちろん公衆衛生を受けるような方はすでにテーマがある程度決まっている人も多いと思いますが、事前に可能な限りデータ、文献を絞っておくとかなりその後の修士論文執筆の際に楽になるのではないか。

 

とのことでした。

 

また、最後に先生曰く、やはり先進国から来る人間にとって途上国での内容は全て「違うもの」と考えなければいけない。

 

そのために彼らとどれだけキチンとコミュニケーションを取れるか。が一つの学生生活の大きな要だろう。

 

とのことでした。

 

正直グループディスカッション等に関しては、全てにおいて彼の意見にYesとは言えませんが(不必要だと感じられる場面でのディスカッションも多いし、至上主義感が否めないから。一人で考えたほうがクリアになる時も多いと自分は感じているので)。

彼らの日常をベースにした意見は非常に後々に参考になるし、また「どのように自分の意見を相手に伝え、納得させていくか」ということに関しても非常にこの学生生活を通して磨かれるのでは無いかと思います。

 

ということで、以上質問からザッとまとめた感じです。

またもし何か質問があれば、今後も回答を載せていく・・・かもしれません。

 

ではでは。

人はどのように行動を変化させるのか。 Health Promotion を通して。

イースターに突入し、信じられないくらい暇な感じになっています・・・・

 

こんなことならどっか旅行でも行くべきだったかなーと少し後悔していますが、お金も特にないから我慢ですね・・・涙

 

さて、ということで、2,3月の振り返りでした。

 

この月のメインはなんといっても

 

Health Promotion 

 

だったと思います。

 

途上国で、公衆衛生というとHealth Promotion は切っても切り離せないくらい関係が深いものだったので、改めてなんぞや、ということを文献を通して体系的に学べたのはいい機会だったかな。

 

と思います。

 

協力隊の経験って改めてめちゃくちゃすごいんだなーと実感した。

 

のも、この講義を通してでした。

 

自分たちがやってきた活動を改めて客観的に見る機会をこの講義を通して持てたわけですが、本当に協力隊の人たちががむしゃらに、時には現地人にキレたり、悔し涙しながら、一つずつ積み重ねてきたものが全部「答え」になっているんだと、そして「すべて正しい答えなんだと」気づかせてくれた学問だったと思います。

 

こんなことして、コミュニティレベルの小さなことで何かが変わるのかな。

 

自分も、活動中そうやって思っていました。

 

もっと複雑なことが必要なんじゃないかと。

 

でも、結局、それは間違いで、コミュニティレベルで行うことは、本当に簡単で地味なことなんだと。

 

ただ、今、また同じことをしたらもっともっと違った視点で見れるのになぁ・・・・

という思いは否めないですね。それくらいなんというか、知識と実践が結びついた講義(というか文献を通して笑)だったと思います。

 

いろいろこの講義ではセオリーやフレームワーク等を紹介してもらう機会があったのですが、一貫しているのは

 

Health Promotion とBehaviour changeは切っても切り離せないということだと思います。

 

どうやったらみんなの意識を変えることができるのか。

これも、協力隊期間中、意識しようがしまいが、おそらくほぼすべての協力隊員が思っていることですよね。

 

おそらく。

 

今回のアサインメントでもその意識の変化をどのようにおこすか。

というのを、Health issue を一つ選んで、書くというものだったのですが、

自分が協力隊時代に「フィールド調査団」で紹介してもらった下記の本がむちゃくちゃ役にたちました。

 

スイッチ! 〔新版〕― 「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション)

スイッチ! 〔新版〕― 「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション)

 

 
行動の変化を、3つの「理性」、「感情」、「環境」のフレームワークとして考え、

それらを使ってどのように行動を変化させていくか。

 

ということを題材にした本になっています。

基本的には、マーケティングの本なのですが、様々な事例があり、「公衆衛生」の内容もいくつか載せられています。

個人的には、どのHealth promotionの教科書も結局は「行動の変化」をいかに起こすか。

 

に行き着くのではないかと思います。今回も

www.amazon.co.uk

 

のような本を紹介されたのですが、結局これも内容をより詳細(複雑?)にしただけで、基本は同じことを言っていました。だから、採点者がどう取るかは知らないけれど、最初の本を読んでいたから個人的にはものすごく今回のアサインメントは楽だった笑

 

それくらい、特に難しいことは書いてなかったですが、「本質」を突いている本だと思います。

 

「公衆衛生」を学ぶ人は読むべき一冊だと。

  

おすすめです。

 

もう一個のオプショナルの内容も書けたら書きます。

 

あなたにとって海外とは? 本の感想

 アサインメントも出してしまい、イースターに突入し、どーもやる気が出なくなってしまっています。

 

こういう時は少し本を読むことにしよう。

(ちょっとは〇めしゃちょー風に)

 

ということで、数冊本を読んでいたのだけれど、その中で図書館で偶然見つけたこの本が非常に面白かったので、おすすめしようと思います。

 

お嬢さん放浪記 (中公文庫 M 7-5)

お嬢さん放浪記 (中公文庫 M 7-5)

 

 

犬養道子さんは、自分たちも教科書で習ったかの犬養毅のお孫さんだそうだ。

ガーナ 時代にドミトリーで

 

日本人が外に出るとき

日本人が外に出るとき

 

という本を同期から勧められ読んでみたことをきっかけにその存在を知りました。

 

今回の「お嬢さん放浪記」は戦後すぐに書かれたとは思えないほどウィットに富んだ、

 

「これがインターネットも何もなかったころの時代の話なの?」

 

と思わざるを得ないくらいところどころ「国際社会とは何か」、「国際人とは」を考えさせてくれる良書でした。こういったエッセイ風の著書を止められないのは、学術署や専門書じゃないからこそ、物事の本質をその著者の視点から鋭く描出しているからだと思います。

 

忘備録も兼ねて特に心に残ったセンテンスを描出しておきたいと思います。 

 

実際、十年の旅を通して、私はいつでもこの「友情のパスポート」を誰かから与えられた。法律的なパスポートや査証の困難に出会ったことはあったけれども、友情のパスポートはどこに行っても必ず見つかった。考えてみれば、それによってこそ私は無事に旅をはじめ無事に旅を終えることができたのである。

 

 静かに、淡々と描出するエッセイの章を締めくくるこの文は、もしかしたら今だからこそ、とても温かく、心を満たしてくれる一文なのかもしれません。然るべきときに、然るべきしてこういう殊玉の一文、本に出会えることが止められないから、本というものを読むのは止められないんでしょうね。

 

あなたはアメリカに何年いるつもりか知らないが、とにかくこれからはアメリカを見るのです。その時にいつも一つのことを覚えておいてください。アメリカとアメリカ人は違うということを。(中略)”アメリカ人は”と一口に言い切るような、そんな見方をしないように気を付けてください

 

これなんて、まんま


The Danger of a Single Story | Chimamanda Ngozi Adichie | TED Talks

 

を言っていると思う。(今だから当たり前かもしれないですが、もう一度言いますが、これは昭和30年代前半、60年前に書かれたということです)

 

「アメリカに来てどう思いましたか?」

「豊ですねえ」

「あなたの国は今大変でしょう」

「ええ、それは大変です。問題だらけです。あの国からこのアメリカに来てみると、生活の苦しみというものが、遠いところの、別世界のものみたいな気がします」

「それはあなたが、表面だけをみたからですよ」

 日本は、今まさに、この当時のアメリカのように世界の多くの国からは同じように思われてるかもしれない。

「表面」じゃないことを胸を張って言えるようになっているだろうか。

 

「オランダ人というのは実際的ですからね」

と彼は言った

「公共善のためと思えば、反対の立場にある人を助けます」

何気なく言われたこの言葉に、私は日本の政治の現状を痛いほど反省させられた。「公共善」のため。この考えが徹底どころか、まだ生まれてもいない日本の政治の貧しさを

 60年経ってどうなったんだろうか。本質的なことは変わっているのだろうか。

 

最後のあとがきの彼女の言葉は非常に爽快です。

 

とにかくーーー対立の鋭い、この世界でも、歩いてみれば友達はいくらでも見つかった。まだ行ったことのない土地にも、未知の友は大勢待っているだろう。そう思うとロマンチストの夢は広がって、もう一度放浪に出かけたくなる。

 

 

 

その他、紹介したいところはたくさんありますが、彼女の外国との接し方は60年経った今でも色あせることなく、自分たちが学ばなければいけないことがたくさんあったと思います。

 

おすすめです。

 

 

 

 

6インチサイズのスマートフォンが思った以上に便利だった件。

どーもー

 

ということで、久しぶりにガジェット関係の話です。

 

本当は好きなんですが、そんなにちょこちょこ買い替えもできないので、半年ほど使っての感想を書こうと思います。

 

iphone 4Sが盗まれたことがことの発端

 

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自分はiphone発売前からMacユーザーであり、iphone もある程度システムとして日本で体系化されてきた3GSから使っていました。

 

それ以降、アクシデント等もあり 3GS → 4 → 4sと機種変更を繰り返してきたこともあり、徐々に新鮮味が喪失。

 

ケータイなんて壊れるまでもうiphone4sでいいやーとなってました。

実際今でも、4sは名機だと断言できます。 デザインががらりと変わったiOS7でもそれなりにしっかり動いてくれていたし、やはりサイズ感が非常によかった。カメラも比較的きれいで。

 

そんなiphone4S だけれど、ガーナ帰国間際に一瞬の隙をついて盗まれてしまった・・・・涙。

風邪をひいていて、その時に無理に外出したこと。帰国間際で気が緩んでいたことなどいろいろあるけど、もうそれはしょうがない涙

 

ということで、次の機種の候補を考えることに。

 

自分の場合、

 

  • 次の渡航先が現在のイギリスにすでに決まっていたこと。→だからSIMフリーが必須条件
  • SIMフリーで使えるblackberry 9780 がガラケーのようなポジションであったこと

が次の機種を選ぶうえでの一つの基準でした。

 

その中で当時の候補としてタブレットではなく、できる限り大画面を望んでいました。理由として

  • 大画面がほしいとはいえ、すでにipadを持っていたこと(でもiPad 第3世代なので、日常の持ち運びにはいささか不便
  • タブレットだとWhatsapp LINEなどのコミュニケーションツールで少し不便(スマホのように使えなかったり)
  • 電子書籍を移動中に気軽によみたい。Webの記事も気軽に大画面で読みたい。

 

というのがありました。

 

すでにiPhone も大衆化してしまい、日本に帰国したときに周りを見渡せば、iphone iPhone IPHONE と見渡す限り、Appleくん、ちゃん、さんが笑

 

そんな状況に少し嫌気がさしたのもありました。本当はもう別にパソコンもMacじゃなくても別にいいんだけれど、写真とかをやるならMacはやっぱり管理しやすいし、使いやすいので日常ベースでは使い続けたいと。

 

結果としていくつか候補を絞り、

 

 

 

 

 

Ascend Mate7 ブラック

Ascend Mate7 ブラック

 

 

 

 

とこれらがその当時の候補でした。

 

結果、自分の使用用途(SNS,Web閲覧、ちょっと音楽、LINE)・バッテリーの持ち、費用対効果というのを考慮して、Huawei のAscend mate7を購入しました。値段は当時で39800円。 iPhone のおよそ1/3(64Gの6plusなら)

 

いや、安いですね笑 

 

まぁ、冷静に考えると、4万円だから安くはないんですが笑 ただ、ほかの機種と比べると総じて安かったですね。Xperia Z ultraもひかれてましたが、購入時既に2年近くたっていたこととかもあり、断念。 Zenfoneは予想よりも高くて断念しましたね。メモリが当時4Gは画期的でしたが、よく考えるとゲームとかやらないし。

 

さて、その中での感想。

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大画面はやはり正義!!

 

自分は普段、カバンをもって行動する派なので、大画面でもまず気になりませんでした。

加えて、そこまで電話するわけじゃないから、結局イギリスでは、ガラケーは使わず、この携帯に統一していますが、特に問題はなし。

 

 

Web・文献が読みやすい!!!!

 

もうこれに尽きますね。

 

自分の場合は、文献探しでPDFを読むこともあるのですが、横向きにしたら、ipadの縦置き状態の横幅と同じとほぼ同じなので、図とかイラストがない限りは文章として非常に読みやすい。

 

また、漫画もこのサイズだと普通に読めるので、ちょっとした空き時間に漫画を読むとかも非常にしやすくなりました。

 

音楽も、この機種はmicroSDカード対応なので、そのままそこにファイルを放り込めば音楽も特に問題なく聞けます。

 

また、大容量バッテリーのおかげか、ガンガン使ってもバッテリー切れの心配が全くない。これは全機種iphone4sでは考えられなかったことですね。

 

1日持った~~!!すげ~~!!ってiphone4s買った当初感動していたのを考えると笑

 

唯一の不満は、カメラがちょっと大画面なので撮りにくい。

 

ということですかね。

 

どうしても大きい分、取り回しは悪いです。

特に自分は、アルミボディに傷がつくのが嫌なので、手帳タイプのケースを使っていて余計に。

 

あ、あと暗所はISOが1600までしかないからちょっと弱いですね。手ぶれ、画像のアレは目立ちます。日中は問題ないけど、少しiphoneと比べるとツメが甘いかな。フォーカスとか特に少しの動き物に対して。

 

ただ自分は本当に撮りたいときはコンパクトながらもRICOH のGRを使っているので、この点はあまり問題ありませんでした。

 

総じてちょっと中○メーカーということが残念ですが(これは国内メーカーにもっと頑張ってほしいという鼓舞の意味合いも込めて)

 

大画面というのは非常に便利だなーと。

 

コンパクトももちろん機動性という意味で捨てがたいのですが、ひとまず、これが壊れるまでは、大画面を使い続けようかなーと思っている次第です!

 

これからスマホの機種を検討する人はぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

5年が経ちました。

2011年の3.11日から5年が経ちました。

 

この5年で自分自身の環境は、自分が思っている以上に変化しました。

 

5年前の今日。

 

自分は住んでいたエリア、そしてたまたま車を運転していたこともあり、直接「地震

というものを経験しませんでした。

 

その後も、地震が起きた。

 

その事実だけを、携帯で確認し、たまたま仕事が休みだったこともあり、スーパー銭湯に行き、そこでテレビを見て初めて津波が起こったことを狂ったようにどの局も報道している事態に直面しました。

 

実感がわきませんでした。

 

何か、ちょっとしたスペクタクル映画を観ているような、そんなどこかしら他人事のようにしか思えませんでした。

 

地震が起き、連日のように、被害が増えていきます。

 

福島の原発メルトダウンが発生し、放射能がばら撒かれました。

 

でも、自分は動物病院のテレビで窺い知れるだけ。

 

コンビニやスーパーで一時期特定の商品が買えなくなりました。

 

電気店に行くと、「自粛の為」と電気が消されていました。

 

スーパーにいくと募金箱が置いてあります。

 

でも、やはりイマイチ、わかっているけれど、それは世界のどこかで今日も何か悲惨なことが起きているような。

 

そういう感覚しかなく、自分にできることといったら小額でも募金をすること、毎日の仕事に没頭することぐらいでした。

 

そのような考えのまま、仕事を退職し、自分は福島に行くことになりました。

 

協力隊の訓練の為に。

 

郡山駅に降りたとき。

 

道を歩いているとき。

 

津波の影響をうけてないその地域は、福島県といえど、なんら変わらない光景でした。

 

まるで地震なんてなかったかのように。

 

でも、少しだけ違うことがありました。

 

訓練所・雪の降る本宮の公民館に置かれた「線量計

 

それは自分のこれまで送っていた日常生活の中で明らかに「異質」なものでした。そして、それは静かに、この日常に放射線という見えない「影」を植えつけました。何かに常に監視されているような。何か、居心地の悪い感じ。

 

それが今後数十年経って、結果、人体に影響があろうがなかろうが。

 

訓練所の食堂には、「福島の食材を使っています」と書かれていました。まるで、そう宣言しないとだめな様に。

 

訓練終了間際。生活班で飲み会をした中で、酔い覚ましに涼んでいて女将さんと話をしていました。

 

放射能のせいで、それがたとえどんなに微量な放射能でももう、今までみたいに山で採った山菜をお客さんに出せなくなった。それがとても悲しいと。

 

 

自分はおそらくその場所に行って経験しないと本当に「理解できない」人間なのかもしれません。でも、上記の経験のおかげで福島というところを少しだけ、伝聞じゃなく実感として知ることが、少なくとも自分の中ではずっと深く心に残る形で知れたと思います。

 

10年、50年、未来はどうなるかは自分みたいな浅学な人間にはわかりません。

 

ただ、「あのこと」が起きた事実だけは変わりありません。

 

 

神様 2011

神様 2011

 

 

 

これから自分は健康な限り、環境が許す限りできれば海外に出たいと思っています。震災の為にできることは自分にはごくごく限られているでしょう。

 

でも、「あのこと」を心に留めて、その大きなマイナスがいつかプラスに変わることを信じて自分のできることをしていこう。

 

外に出てる「日本人」として恥ずかしくないように。

 

改めて心に留めようと思います。

その言葉、鵜呑みにして大丈夫ですか。

headlines.yahoo.co.jp

 

 

と、大学で勉強をして今現在思っています。

 

正確にいうと

 

ホンマかいな?

 

とか

 

もっと掘り下げたろ

 

と思うことが多くなりました。

 

例えば上記の記事。

 

一見するとめちゃくちゃ金使ってるやんこいつら!!!

 

国民感情を煽り立てるような見出しの記事ですが、

 

使った内訳が気になるけど

20人で実質7日、そう考えると一人あたり一日の費用は35万程度、

航空券(最低ビジネスでしょう。)

ワールドカップのチケット(最低価格が確かに二、三万円)

政界?の方々という社会ステータス(SP等)

この当時のイギリスのクソなレート(日本のほぼ倍)。しかもクソ高いロンドンがメイン。

 

上記を考えたらこれぐらい掛かっても致し方ない当然な額ではないのかな。

 

と住んでる立場からだと思うようになりました。

 

もちろん、詳細はわからないので、

 

20人もなぜ行く?

 

とか、

 

W杯なんて見る必要無し!

 

とか

 

使いすぎ、だから政治家は!!!

 

と思う方もいらっしゃることは容易に想像できますが。

 

ただ、この人たちもおそらくラグビーのW杯なんて、ほとんどがルールもよくご存じないでしょうし(日本人の共通認識として)、イギリスが開催国で、開催国のメンツをつぶさないようにいかざるを得なかった可能性も十分考えられます。

 

20人も、まぁ数人はもしかしたらなんかの意図が働いているのかもしれないけど、おそらく必要人数として然るべきものがあったんだとも考えられます。

 

さすがに一国の要職の方々が、本人がどう思ってようとエコノミーや安ホテルに泊まるのは、意外とメンツを重んじる国際社会では多分に好ましくないことでしょうし。(特にこれは「公務」ですし)

 

そう考えると、確かに安くはないけど、

 

極端に高いとも思えないというのが本音ですね。

 

政治家叩きはおそらく新聞にとっては格好のネタなんでしょうけど、こうやって見ていくと、普段の情報って本当に書き手がそっちに

 

誘導

 

させたいという意図を多分に含んでいることに改めて気づかされました。

 

せっかく身についてきているんで、この斜めからみる、悪く言えば、ひねくれたものの見方。実生活でも十分に活用できたらいいなと思います笑

 

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

 

 

フラットメイトって

 

 

現在自分が住んでいるところは大学寮の一つです。

 

大学には複数学生寮があり、値段によって質や、学校からの距離などが設定されています。

ちなみに、自分の学生寮の間取りは、

 

  • ワンルームで大体畳6畳くらい。
  • シャワー(水圧弱い)
  • トイレ
  • ベッド・家具
  • 共有キッチン(1フラット最大6人で共有)
  • コインランドリー
  • 電気代、水道代、インターネット代は込み

 

という感じです。

 

家賃は値段の割りにこんなもん?っていうのもありますが、レートがその当時かなり悪かったので、もうこれはしょうがないと割り切ってますね。あと、ガーナに比べたらインフラはもちろんいいので、特に文句をつけることはない笑 コインランドリーが高いので自分は

 

 

 

1.基本ガーナで培った手洗い笑

 

2.どーしても洗えないものは、近隣の友達の家に洗濯機を借りにいくというのでしのいでます。(だって一回で400円とかばからしくて)

 

 

学生寮のメリットは、一応安全性の高さかなと住んでみて思いますね。

 

まず立地が比較的大通りに面しており、学生も多いので夜間でもそこまで怖さがない。

 

さらに学生寮で自分の部屋に入るためには、

 

1.メインエントランスを鍵で開け

2.フラットに入るためにまた鍵を使い

3.さらに部屋に入るためにまた鍵を使う

 

というトリプルな感じになっています。

 

これが一般的なのかは知らないけど、逆をいえば、これくらいしないとイギリスはいけないと考えても差し支えないでしょう。

 

さて、その中で最大のメリットともデメリットともいえるのが 

 

フラットメイト

 

自分の場合は完全に当たりな感じで、何回かここに来てからフラットメイトの入れ替えがありましたが(短期受け入れの方とか)、とりあえず現在は

 

自分

ヨルダン人男(大学院生)

エクアドル人女(大学院生)

中国人男(大学院入学前の語学学校)

インド人女(大学院生)

メキシコ人女(PHD)

 

となりました。

 

まず、男女がミックスされているので、なんとなくお互いに気を使ってか、基本的に台所もきれいに使ってくれます。前の語学講座のときは男ばっかりだったから本当に汚くて正直使う気もいう気もなくすような感じになったりしてて正直ちょっと悲惨でした・・・・・また女性同士というのも、友人の話を聞くとなんだかんだ同性同士でいろいろと大変そうなことを聞きます。

 

あと、全員大学院生レベルで割りと平均年齢が高いため(自分が最年長だけれども涙)

夜なども基本的に静かで、非常にありがたい(壁が薄いからちょこちょこ声が聞こえるのがなんとなくこっちの声が聞こえてそうで気になるけど。あと、外は土曜の夜とかは若人が酔っ払ってやたらやかましかったり。)

 

そして、やっぱり最大の当たりは国籍が全員違うことですかね。

 

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みんなそれぞれのお国柄があるし、いろいろな生活習慣の違いを毎日肌で感じられてこれが面白いなーと思います。

 

 

その中で、特に仲良くしているのがエクアドル人の女性ですが、

彼女とはご飯とかでばったり出くわすとそのまま本当に1時間くらい平気でしゃべります。

 

もともと日本に興味を持ってくれていることも大きいのでしょうが、

 

政治のこと、

宗教のこと、

文化のこと

 

などお互いの国のことをいろいろと(自分はつたない英語ながら)喋りますね。



大学卒業してからも、彼女の国に行ってみたいし、一生続けていけるような友情だったらいいなと思いますが、無事に大学を卒業できたら果たして会う機会が日本から一番遠い国(大陸)でもあるし、彼女が結婚したり、子供ができたりしたらと考えると、正直なところわかりません。

 

でも、自分と出会って、実際の日本人のことを知ってもらって、こうやって仲良くなってその人が「日本人」「日本」という国にポジティブなイメージを持ってもらえたら、それは協力隊から繋がっている小さいけれど大切な「国際協力」「国際理解」の一歩なんじゃないかな。

 

と思うんですよね。昔は全然意識しなかったけど・・・・

 

逆に自分は、イギリスに来てから会う、もちろんその国の中では知識層、富裕層なのかもしれませんが、ラテンアメリカの人々が、日本で抱いていた自分とのギャップと結構違うことに正直驚いています。

 

そんな

 

「ラテン」!!!

 

って感じは意外となく、すごく思慮深い感じだし、なんだったらアフリカンのほうがよほど賑やかで笑

 

こうやっていろんな人と出会い、お互いを知れることの幸運さを最近かみ締めてはいますね。

 

あと5ヶ月だし、こういう何気ない日常をもう少し大切にしていきたいなと思います。