次のステップへ。
あけましておめでとうございます。
本当に久々のブログ更新になってしまいました。
色々と6月以降もあったのですが(フランスにも旅行で行ったり)、かなりバタバタで帰国し、その後もプライベートで色々とあったり、
修論提出後にかなり真剣に就職活動を行い、結構辛かったりでほとんど更新ができませんでした。
そして、これが一先ず青年海外協力隊から続けてきたこのブログの最期の記事になります。
報告
修論提出後、無事に次の仕事先が決まりました。
かねてから志望の一つとして考えていた開発コンサルの保健・医療分野でまず当面は働くことになりそうです。東京をベースにだいたい一年の半分くらいを途上国を回って生活する感じになりそうです。
その就職活動中に体験したこと。
獣医師の職務内容はこの国際協力業界で悲しいくらいあまり認知されていないという事実。
まず言われること。
「獣医さんですか?最近は畜産分野はあんまりないんですよね・・・」
人獣ともに公衆衛生も含めて自分は将来的に幅広い分野で国際協力分野で働きたいといっても
「なんで、獣医さんで、公衆衛生学んだんですか?」
「ワンヘルス?なにそれ?」みたいな。
「それはでも、資格が活かせるんですか?獣医さんがもったいない」
という主旨の内容を多くの方から言われること。
自分の今までの経歴を説明するために、一枚刷りの経歴書をもって、30分位話す必要があること。
実際に若手と60代~70代の間の世代(40代中盤くらいから50代)で大学等を除き、国際関係で働かれている獣医師が驚くほどいないという事実。
コンサル等にもいるにはいるみたいですが、若手はいてもおそらくかなり少数、かつ少なくとも表舞台にはほとんど出ていらっしゃらない。少なくとも自分は出会えなかったです。またJICA(総合職、専門家含め)やJPO等にも、数は決して多くはないけれど、獣医師はいることはいますが、総合職だと、獣医師の知識・資格よりも事務や行政に偏る可能性が高い。専門家は上記のように若手が少ない。JPOだと、WHOに行った時に一人教えていただいた方は日本ではなく、海外で獣医学を修めている・・・等、なかなかなものです。
そういう中で、とある縁から次の職場で働くことになりました。一応ちゃんとWebテストと二回面接を行いましたが笑
このブログを書いていて、実際に獣医師の方や獣医学生さんからコメントをもらうこともありました。
国際協力の場で働きたいのですがどうしたらいいでしょうか、協力隊はどうなんでしょうか・・・と。
今回、こういう質問に自分なりに一つの道筋を作り出す入り口に立てたのではないかと思っています。
そして今後の目標は、農業・畜産分野から保健・医療分野まで幅広 く案件を実施できるスペシャリストとして、またこれら分野に関する案件でのマル チセクター化による業務推進に挑戦したいと考えています。
獣医師の知識は少なからず、人の医療の視点には無いけれど、とても大切なものも含まれていると思います。そしてそれを今後どうやって、色々な分野の人たちと協力し、活かしていくかが国際協力の現場でも重要なのではないかと(障壁は非常に高そうですが)
獣医師なんて、所詮。
とか、
棲み分けしてるから
とか。
も言われることもあるかもしれませんが、これからも自分がやれることを少しずつこなしていって、次世代の獣医師がもっとこの業界に挑戦してもらえるようないい中堅に5年ごとかになりたいですね。
それではこのへんで。最後まで雑な文章で申し訳ありません。
長い間ありがとうございました。
あ、無事にMPHは修了し、先日学位ももらえました!!(家に届くか不安だったけれど)
これで晴れて獣医師(MPH)となれました笑 また、このあたりや、就活等も今後質問を受け付けますので、よろしければ個別にご連絡ください。
それでは。