人はどのように行動を変化させるのか。 Health Promotion を通して。
イースターに突入し、信じられないくらい暇な感じになっています・・・・
こんなことならどっか旅行でも行くべきだったかなーと少し後悔していますが、お金も特にないから我慢ですね・・・涙
さて、ということで、2,3月の振り返りでした。
この月のメインはなんといっても
Health Promotion
だったと思います。
途上国で、公衆衛生というとHealth Promotion は切っても切り離せないくらい関係が深いものだったので、改めてなんぞや、ということを文献を通して体系的に学べたのはいい機会だったかな。
と思います。
協力隊の経験って改めてめちゃくちゃすごいんだなーと実感した。
のも、この講義を通してでした。
自分たちがやってきた活動を改めて客観的に見る機会をこの講義を通して持てたわけですが、本当に協力隊の人たちががむしゃらに、時には現地人にキレたり、悔し涙しながら、一つずつ積み重ねてきたものが全部「答え」になっているんだと、そして「すべて正しい答えなんだと」気づかせてくれた学問だったと思います。
こんなことして、コミュニティレベルの小さなことで何かが変わるのかな。
自分も、活動中そうやって思っていました。
もっと複雑なことが必要なんじゃないかと。
でも、結局、それは間違いで、コミュニティレベルで行うことは、本当に簡単で地味なことなんだと。
ただ、今、また同じことをしたらもっともっと違った視点で見れるのになぁ・・・・
という思いは否めないですね。それくらいなんというか、知識と実践が結びついた講義(というか文献を通して笑)だったと思います。
いろいろこの講義ではセオリーやフレームワーク等を紹介してもらう機会があったのですが、一貫しているのは
Health Promotion とBehaviour changeは切っても切り離せないということだと思います。
どうやったらみんなの意識を変えることができるのか。
これも、協力隊期間中、意識しようがしまいが、おそらくほぼすべての協力隊員が思っていることですよね。
おそらく。
今回のアサインメントでもその意識の変化をどのようにおこすか。
というのを、Health issue を一つ選んで、書くというものだったのですが、
自分が協力隊時代に「フィールド調査団」で紹介してもらった下記の本がむちゃくちゃ役にたちました。
スイッチ! 〔新版〕― 「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション)
- 作者: チップハース,ダンハース,Chip Heath,Dan Heath,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本
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行動の変化を、3つの「理性」、「感情」、「環境」のフレームワークとして考え、
それらを使ってどのように行動を変化させていくか。
ということを題材にした本になっています。
基本的には、マーケティングの本なのですが、様々な事例があり、「公衆衛生」の内容もいくつか載せられています。
個人的には、どのHealth promotionの教科書も結局は「行動の変化」をいかに起こすか。
に行き着くのではないかと思います。今回も
のような本を紹介されたのですが、結局これも内容をより詳細(複雑?)にしただけで、基本は同じことを言っていました。だから、採点者がどう取るかは知らないけれど、最初の本を読んでいたから個人的にはものすごく今回のアサインメントは楽だった笑
それくらい、特に難しいことは書いてなかったですが、「本質」を突いている本だと思います。
「公衆衛生」を学ぶ人は読むべき一冊だと。
おすすめです。
もう一個のオプショナルの内容も書けたら書きます。