モレ国立公園とクリスマス。
今年のクリスマスは、人生初の真夏のクリスマスでした。
ということで、山下達郎の「クリスマス・イブ」を聞いても、いまいち共感ができません。
あ、「一人きりのクリスマス・イブ」は正解でした・・・寂しい・・・
そんなクリスマスイブ。
明けてクリスマス。
今年は、タマレでパーティーがありました。
そして、25年度1次隊のメンツが全員集合。
この次の日、25-1と24-4合同でのモレ国立公園旅行へ行くためです。
このクリスマスパーティーでは七面鳥・・・ではなくギニファー(ホロホロ鳥)を捌きました。
鳥を捌くのは、大学の解剖実習以来でしたが、思ってたよりも綺麗に捌け
手羽、腿、胸、ささみ、はつ、肝臓、砂肝、全部おいしくいただけました。
ところどころ解剖的なこと解説しながら捌き、
みんなが、すげーと言ってくれ、すこしは獣医っぽいところをみんなに見せれたと思い満足しています笑
日本では普通の家庭ではこういうことしないかもしれないですが、実際、自分で捌いて食べるというのは、すこし癖になりそうな感じです。
やはり、自分で、殺して、羽をむしって、部位別に解体していくことでしっかり命をいただいて全部食べようという気になりますね。
さて、その次の日、
バンを一台チャーターして、モレ国立公園に向かいました。
モレ国立公園は、タマレから、車で約三時間。
ガーナの北部に位置するガーナの中では最大級の広大な国立公園、そしてガーナの数少ない観光スポットです。
そのため観光客もほとんどが外国人。そしてお値段も、やはり外国人設定・・・
日本とさほど変わらない・・・高い・・・
しかも来年から値上がりするそう・・・どんだけぼったくるねん。
サファリ見学は、その日の夕方のジープツアーと、次の日の午前中のウォーキングツアーの二回。
色々な動物が見れましたが、その中でも、やはり象!!
2回とも象が見れました。
これは見れないことも多いといわれるモレツアーでは本当にラッキーだったと思います。
そして、久しぶりに色々な野生動物に接することができて本当に楽しかったです。
学生時代は、野生動物に関心があって、いろんな施設を見学、実習させてもらいました。
日本だと、野生動物というと野鳥が圧倒的にメジャーで、
四足動物になると、よく聞くような動物は害獣扱いになってしまうことが多いです。
地理的な要因もあるのか、なかなかアフリカのようなサファリビジネスとして成り立つことは難しいと思います。
誰かが、海外の人向けに日本の野生動物ビジネス・・・などをはじめてくれるとそれはそれで面白いのかもしれませんが、
日本人にとって日本の野生動物はやはりイメージ的に「もののけ姫」みたいな感じだと思います。
アフリカのサバンナのようなああいう広大なイメージはなかなかにわかないかもしれませんね。
将来的には野生動物を扱うような職業に就きたいと思い獣医学部(学科)を目指してくる学生さんも多いと思いますが、
実情は厳しく、多くはやはり在学中に進路を変える人が多いです。
でも、久しぶりに見た野生動物は日本とは違えど、やはり個人的に「キレイ」だと思います。
「生きる」ということを体現してくれ、動物園などでは決して触れることができないある種の空気感が彼らにはあると思います。
実習で救護センターや日本で動物病院で働いていたとき、野生動物を扱ったことが何度かありましたが、
普通の犬や、猫・・・・も人間に比べると正直かなりシビアですが、それ以上にシビアで、
野鳥にいたっては触るだけでショックで死ぬこともあり、
本当に野生(自然)とは人が介入する余地を与えてはくれない何かがあるなぁ・・・ということをつくづく感じさせられました。
そういうもの見たさに人はサファリに行くのかもしれないですね。
ということで、とても満喫できました!
そして、帰ってきたら早速風邪をひきました・・・・
そんなこんなで、今年ももうあと少し。
早いですね。
来年(新年)の抱負はまた次回。