途上国で物事を進めるということ ~最近の活動の話~
どーもー
近頃、大学院の受験のまとめばかりになってしまい、活動についてほとんど書いていませんでした・・・・
ということで、久しぶりに活動の話。
研究所の職員が全く手伝ってくれない。
寄生虫部門の部長?に頼んでアシスタントにその部下に色々と廻ってもらうのを約束してもらいました。しかし、普段喋って何もしていないにも関わらず、いざサンプルを取りにいくのを頼むと何かと理由をつけて先延ばし先延ばしにしようとする。
あまりにも進まなさ過ぎて注意したら
「お前がプレシャーをかけるからいけない」
と・・・
正直、自分はここの研究所の職員は、ビジネスとしては本当に一緒に仕事したくありません。
・たいした知識もないのにえらそうに教える姿勢。
・プライドだけ高い態度。
・なんか注意してもこちらが悪いように言うこと。
なのに仕事はしない。
もちろん、アフリカのこれが一つの文化であり、仕事等のスピードを無理にこちらのペースに巻き込むことはよくないと思っています。
ただ、
ただ・・・
なら、そんなにえらそうにするなよ。
といいたい。
なんの根拠もないのに相手を見下すような偉そうな態度
それは、道端でさも馬鹿にした目で「チンチョンチャン」とアジア人に声をかけたりするガーナで目にする一番嫌なガーナ人の性質かもしれません(まぁそういう人、日本人でもいるけどね)。
もちろん当たり前ですがこんなガーナ人が全てじゃないです。ただ、いきってる若者や、中途半端な教育を受けたガーナ人に多い気がするけど・・・・
こういうのを見ていると、どうしても心の片隅で思ってしまう・・・
「だから発展できないんだよ・・・」
・・・・と
2年近く経ってもどうしても悲しくなってしまうのです・・・
まぁ、正直上記のような状況であり、自分は研究所の誰かに頼るということを完全にあきらめました。
向こうもしたくないんだなーと思ったし、こちらも正直そうまでして、してもらいたくないし。
そこで、まず初心に返ってポンタマレの職員で山羊・羊を飼育している人たちに例によって突撃アポイントをとることに。ガーナでこの突撃アポは本当に慣れた気がします笑
そうすると、結構簡単に「次の日取りに来ていいよ~」
とか言ってくれて、研究所の職員を通すよりも圧倒的に早く物事が進みます。
そうやって、数家庭を訪問していたある日のこと。
「君のやっていることは有意義だし、もしよかったら自分が行っているフィールドの農家を紹介してあげるよ」
と言ってくれました。
マジか・・・・
そして実際、一緒に彼のフィールドに行ってくれて、アンケート調査のダバニ語からの翻訳等(村人は英語喋れないから)も率先してやってくれ。
なにより、時間通りに待ち合わせ場所にいてくれたことに一番感動しました。ちょうど研究所の人とかがあまりにも約束すっぽかしてたから比喩じゃなく涙出そうになった笑
また、近隣のピースコーの友達に今やっていることを話したら、
それをピースコーの人たちに話してくれて、色々なピースコーの人たちの任地にサンプルを取りに行くことが。
総計 320サンプル弱。
職場の人と無理に仲良くする必要はないんじゃない?
今回のことで、本当にそう思いました。
なんというか、協力隊にいるときって
職場と関係を良好に築いていい活動をしよう!!
みたいな周りのなんともいえない空気があります。
最初、自分もだから職場に色々提案したり、一生懸命説明したりもしていました。
でも、
たとえば日本でも
職場はただの職場。
最低限の挨拶やマナーだけ守ってあとは仕事してれば絡まなくていいんじゃないの。
プライベートは別だし。
というスタンスがあるし、あってもいいと思います。
自分も別に研究所でみんなと険悪というわけでもないけれど、
正直ダイレクターとか、そのアシスタントとか本当にむかつくし、人として尊敬できない人もやはりいるわけで(こっちがいらいらするだけなので、できれば顔も合わせたくないくらい)
そういう人に関わって自分がストレスをためたりするよりも、色々動いて、自分の活動に賛同してくれる人。自分が一緒に仕事したいと思えるような人たちと関わるほうがいいと思いました。
もしかしたら向こうは最初からそのスタンスなのかもしれないし。
どっかの何かに書いてあった
人は見る・聞く・やるって
人は聞いただけでは忘れて、
見たことは覚えて
やったことは理解していく。
でも、
聞こうとしないやつ
見ようとしないやつ
やろうとしないやつ
そりゃわかりっこないって・・・・
わからないやつにわかってもらおうと、時間を費やすほど人生は長くない。
違う人間はいる。
ただそれだけだ・・・・
と。
あと、少し。
頑張ります。
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