In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

一時帰国中におこなったこと~写真展~

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さて、前回の続きで、第二弾。

自分が帰国中に、ガーナについての写真展を一週間ほどやらせてもらった。

そもそもは、本当に突然決めたことで、

漠然と、「自分の帰国中に何かガーナを知ってもらえることをしたい」

というところからだった。

ただ、自分はこの時点でまだまだ(というか、今も)活動がとても軌道に乗っている・・・とは言えなかった事。そして帰国中に色々な用件が既に詰まっていて、とても数日間みっちり講演したり、そもそも、その内容を吟味したりする時間が無かったこと。

などなど、ネガティブな要因が多かった。

結局、ある日、

色々と考えていた中で、ふと思いついたこと、それが

「写真展をしたらどうだろう」

ということだった。

自分の趣味の中に「写真」というものは欠かすことができない存在であって、実は、この時点でも結構撮りためてあった。

「写真のほうが、言葉で伝えるよりも、ある意味で真実が伝わるのではないか。

   また、1人でも多くの人にガーナのことについて知ってもらえるのではないか」

そう思ったのも、つかの間。

善は急げ。

ネットが繋がっている間に、メールを送れ。

(これは、冗談ではなく、ガーナに来て学んだこと。思い立ったら、実はすぐ始めたほうがよい。じゃないと、途上国では本当に「物理的に」できなくなることが少なくない。)

ということで、自分の出身市役所、そしてJICAの支部推進員の方にコンタクトをとった。

両方から割りとすぐに返事がいただけ、

なんと、JICAの推進員の方から、JICAのイベントとしてやっていただける。という旨の返事をいただいた。

実は、この推進員の方とはSNSで繋がっていて、自分がアップした写真を前々から結構見ていてくれたそうで、そのおかげか、二つ返事で賛成をもらえた。

そういう事もあるので、これを読んでくれている写真をされている方、もしくははじめようと思っている方は、どんどん写真をブログやSNSにアップしてみるといいと思う。

そうすると、予想よりも意外と人は見てくれていて、結構意外なところから写真のオファーが来たりすることもあるからだ。

ということで、JICA主体でやっていただけることになったため、自分の出身市役所にも打診がいき、あれよあれよと言う間に市役所の展示コーナーで写真展をすることが決まった。


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ついでに、なぜか市長の表敬訪問もすることになったが・・・・

さて、実際にやってみた感想は、

うれしいような、恥ずかしいような不思議な気持ちだった。

自分は、写真が好きだったけれど、もちろんそれを大人数に見せることなんて基本的に無かった。それをこのような形で、しっかりと「写真展」という形でさせてもらえたのは、JICAのボランティアとしてガーナに来れたためだと思う。

それによって、一人でも多くの方に見てもらって、

「自分の同郷の人がこのような地に行っているということを知れて、ガーナを近くに感じられた」等の

コメントをいただけたのが本当にうれしかった。

特にうれしかったのは、隣県から大学の同期が来てくれたり、

前の職場(動物病院)の飼い主さんが、わざわざ最終日の撤収作業にあわせて来てくれたこと。

そして、拙い写真にも関わらず、快諾していただいた、推進員さん、並びに市役所の職員さん、そして協力してくれた全ての人に改めてですが深く感謝しています。

活動も残り7ヶ月ほどになってきたけれど、一枚でも多く、

人がほっこりできる。

そのような「空気感」のある写真を撮って行きたいと思う。

最後に、壊れた「GR4」に代わり、一時帰国の際に、これを買って最近はスナップにはもっぱらこれを使っている。

お勧め。

なお、このように途上国では予期せぬトラブルで壊れ、修理も事実上不可能なので、可能な限り保険には入っておくことをお勧めします。