In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

閑話休題につき。

よ、ようやく、一番きつかったセクター1が終わった・・・

 

この詳細はまた書きますが、一つ気になった記事があり、思わずムムっと来てしまったので、それについて書かせてもらおうと思います。

 

matome.naver.jp

 

問題のこの記事。

 

今自分が渦中にいるからこそ思う、ミスリードさせるような記事だなと個人的には思います。

 

そもそもの基準が曖昧すぎ。

 

理系の場合になってしまうけれど、自分の周りで部活ばっか優先してるような人なんてほとんどいなかったし(いても本当に強い部活でその中心人物とか)、カリキュラムがきつくて鬱っぽくなって留年した人も少なからずいたし。そういう人たちも少なからずいるくらいに書いてほしい。

 

あと、海外の人の高校生までの勉強量はどうなんだろう?日本人の計算能力の高さ=初等教育がそれだけみっちりさせられてるということではないの?(なんにもエビデンス示してないけど)

 

勉強量=時間でいいのか。

 

自分も大学時代は普段は本とか映画とかばっかり読んでたけど。バイトもしてたし。

でも、それが今になって勉強以外にどんなに「人生」として役立ってるかわからない。

 

若いうちしか吸収できない「勉強」以外のこともあるんじゃないか。特に日本なんて、社会に出たら簡単にレールチェンジは海外みたいにまだまだできないんだし。(こんなことしてて偉そうなこと言える身分じゃないけど)

 

あと、海外に来れるような途上国の方々は基本富裕層か、よっぽど勉強頑張ってきて奨学金ゲットしてきている人なんだからそういう人からしたらそれは平均的な日本人はそういう風に見えてもおかしくもなんともないんじゃないかと。あと、やっぱり勉強・授業のシステムの違いとかがすっぽり抜け落ちてる。別の統計だと、例えばイギリスの平均的学力(計算能力等)は相当低いというデータもあるくらいだ。

 

ちなみに自分の場合だと、少なくとも自分の場合は

・英語は他の人に比べて劣るけど、本当に必要なことはきちんとこいつ抑えてるな。的なキャラとして扱ってもらっている

・数学的要素はやはりほとんどのアフリカンよりぶっちぎりで強い

・勤勉

だとありがたいことに思われている。

 

要は環境次第。

 

さらに補足すると、イギリスの大学が忙しいのは「文献を読まないといけない」

からなだけである。

 

そして、その文献は正直「これいるんかい?」と思うことも結構ある。

 

また、こないだの疫学の講義で痛感したけど、英語という概念ぬきにしても

 

「教え方がうまくない」

 

そして

 

参考書もイギリスはしょぼい。

 

日本から離れて思うが、日本の書籍の質は本当に高い。参考書もむちゃくちゃ母国語というのを抜きにしてもわかりやすい。なぜかイギリスの書籍は大概が論文調で難しいものが非常に多い。ハンドアウトもなんか間違ってたりすることもあったからある期間から正直少し信用していないこともある。

 

だから

 

読む時間が少ない=必要な情報は最低限そういうので得られちゃう。

結果として勉強時間は少ない。ということかもしれない。

 

その分やっぱりデメリットはあって、おそらく発言力。

イギリスの先生の説明や学生の発表はこれでもかというくらい長々という。

それは日本人からしてもはっきり言って回りくどいことも多い。

 

Yes or No

 

を聞いているのに

 

~で~で~で~だから、~なのかもしれない

 

結局なんなんだ!!!!

 

と。

 

日本人は曖昧を好むというけれど、「うーん」と。

 

イギリスのほうが実体験として回りくどいこと多いけどな。少なくとも「アカデミック」な場では。これが二枚外交たる所以なのかもね笑

 

そんなこんなで、大学院は確かに忙しいけど、国家試験前とかセンター前とかを思い出すともっともっと日本人はある意味勉強してると思う。(確かにポイントをついた本当に必要なことだけしかやっていないかもしれないが。)

 

物事には一長一短があってある程度の水準を満たしていれば、どっちかがいいとか悪いとかは無いと思うので、こういう海外はすごいみたいなのに最近すごく違和感を覚える。

(かといって別に日本が特別すごいとも決して思わないけど。でも、ノーベル賞とか「結果」を残していることをもっと評価してもいいんではないかい?)

 

・・・・と個人的に。

 

まぁ、もう少し日本人は英語を喋れたほうがいい。そして海外に出てもいいかも。
それは、それこそ「舐められない」ためと、自分たちを必要以上に高く見たり、低く見たりしない、曇りなき眼を持つきっかけとして。

もったいないし、君は喋れないから。というのは本当に悔しいです。

実体験として。