ガーナで訪れるべきポイント 〜ケープコースト編〜
年越しを同期隊員数名とすることになりました。
選ばれた場所はケープコースト。
ということで、ハマターン真っ只中の北の国からはるばると南国のリゾート、セントラル州ケープコーストへ向かいました。
負の世界遺産 ケープコースト城
ケープコース城とは、その昔、ガーナ周辺国から集められてきた黒人奴隷を収容する城砦です。
地理的な不便さもあって中々来る機会がありませんでしたが、来れてよかった場所だと思います。
アメリカに今いる黒人の方々の先祖の方々がどんなに悲惨な扱いを受けてきたのか。
それは、先進国であり、アメリカともはや切っても切れない関係である日本の国民として知るべき歴史的事実のひとつです。
個人的には、正直なところ、世界には様々な世界遺産がありますが、「負の世界遺産」と言われるもののほうが心に突き刺さり、深く、それは感動とは呼べないものですが
いつまでも心に残るものだと感じます。
日本だとやはり一番有名なのは原爆ドームでしょう。
自分が行ったことがある中では、カンボジアのトゥールスレン収容所も、本当に何も言えなくなる重みがありました。
この場所で、現実に、起きていたと言うその事実。
思想や、その当時の背景次第で、人はここまで人に残酷になれるということ。
だからこそ、逆に人は人に対して暖かくなれる可能性もあること。
大なり小なりどんな人にもある、その二面性をこのような遺産を見る度、常に意識させられます。
それはきっと、他のどんなに素晴らしい世界遺産でも味わえない、なんとも言えない感覚で、だからこそ、もっと世界のことを知りたいと思うようになるんだと思います。
AMOBABOビーチリゾート
さて、負の遺産でなんとなくもやもやする思いを抱いた気持ちも一転してリゾートへ。
というより、むしろこっちが本命です。
正直、ガーナのリゾートなんて・・・・と去年のモレ国立公園を経験しているため、侮ってました。
だって、ご飯遅いし、水出ないし、象しか見るものないし、金額だけ先進国価格というなめとんのかという感じだったので。
ところがどっこい・・・・
静かな海岸。ただ、漣の音だけが聞こえるビーチ。
波と戯れるオブロニ(白人)の家族。
風にそよぐやしの木。
素敵なコテージ(ほっとシャワーつき)
何ここ??
こんなのガーナじゃない・・・・
どうやら経営者はオブロニ(白人)だそうで、妙に納得。
それにしても、沈み行く今年最後のサンセットを眺めながら、漣の聞こえるビーチでビーチソファ?にもたれかかり静かに飲むビール・・・・
人生の勝ち組ですね。
これ。
そして、夜は、コテージ併設のレストランでビュッフェ。
ワインを飲みながら、北では食べられない魚介類(残念ながら生は無いけれど・・・)に舌鼓を打ち、いよいよ年が明ける。
暗闇の中、しょぼいながらあげられる花火。
あけられるシャンパン。
いやーいい年越しでした。
ガーナに行ったときは皆さん、ぜひ行ってみてください。
ということで、任期も後半年になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。