In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

乾季襲来。水がようやく来る。

 

 

ガーナ北部は、10月末~11月初旬 から ハマタンの始まる12月中旬くらいまでが小乾季となり、

 

現在、その小乾季のまっただ中である。

 

今年の乾季は、雨季に雨が降っていた割には、水が全国的に不足しているようで、

断水も少なくとも任地では、一週間以上に渡るものが既に2度行われたり、毎日水を求めてタンクを持って動き回るガーナ人が多い。

 

我が家には、(おそらく)二件で共同のタンクが設置されていて、しかも1件はゲストハウスなため、日常的には使われていないため、

実質的には自分だけで使っている・・・と思い込んでいた。

 

しかしながら、おそらく水泥棒がいることが判明。

 

以前にも数度タンクが空になる事件があり、一回などは、タンクを満タンにしてから2日くらいでなった。

基本的に大きいタンクな為、トイレ、シャワー程度なら一人だと2週間は余裕なサイズなので、さすがに

 

これはおかしい。

 

どこか漏れてるのかも・・・と思って、それ以来使用しない時は、タンク側にある元栓を常に閉めていた。

(ちなみにタンクは我が家から30mほど離れたゲストハウスに併設されている。元栓はタンク直下にしかない)

 

ここの水道のシステムは、常に水がきているわけではないので、水をタンクに貯め、文字通り溢れ出てきたら、水道局側からの元栓を締め、供給側のみオープンにして使用している。

 

さて、水泥棒の話。

 

その事件が起こる数日前くらいから水不足が顕著になり始め、水を求めて動き回る人が増えてきていた。

 

まずいなぁと思いつつ、自分のところもタンクがなんとなく依然の枯渇の件もあり注意していたつもりだったのだが、それはやはりやってくる。

 

ジョギングから帰って、シャワーを浴びようと思い元栓をオープンにしようと思ったら、なんと何故か既にオープンになっているのだ。

(ちなみにこの時も隣のゲストハウスには誰も住人はいない)

嫌な予感がして、自分の家の蛇口をひねってみると、案の定、水が出てこない。

 

「やられた」

 

と思った。

 

一体、ここの供給システムがどうなっているのかはっきりとはわからないが、おそらくなんとかして水を持っていった可能性が高い。

 

それにしても・・・。

 

これをやっている側は水がゲットできてラッキーなのかもしれないが、

 

やられたこっちとしては相当頭にくる。

 

ジョギング後で汗びっしょり、かつ、いつ今度水が来るかもわからないその状況で、あるはずの水が無くなっている。

 

ガーナきて以来一番頭に来たかもしれない。

 

まさに

 

がっかり + 怒り の 特盛り + やるせなさトッピング

 

という感覚である。

 

 

 

明らかにそのタンクを使っているのは、自分の家しかないため、すっからかんになった時にその家の人がどのように思うのか、などをもう少し考えてもらえないだろうか。

 

と。

 

せめて、一言言えよ・・・と。

 

ただ、わかったこととして、

 

・服は数日同じのを着ても問題ない。

・トイレは最悪、そこらへん草原で、地平線を見ながらできる。

 

ということ。

 

順調に、

 
タフになっていっている

 

。と思う。

 

そして、シャワーを貸してもらえる、ホストファミリーがいることは本当に幸いである。

 

捨てる神あれば拾う神あり。

 

自分も常に後者でありたい。