In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

徒然なるままに

最近なにかと本業以外がばたばただ。

 

その中での報告を箇条書き。

 

・ボナイリ村への訪問

 

とある日本人の方が、ガーナ北部のボナイリという村に幼稚園を作って、現在この村に対しての色々な改善を計画している。その方から先日、衛生面に関しての協力を求められた。

 

こちらとしても願っても無い機会だったので、先日、村を訪れ、村の人のミーティングに参加させてもらった。 やはり、家畜の誤食などの知識は、あるようだ・・・が

村の内部はかなりゴミだらけである。彼らとしても、今後これをどうにかしていきたいと本気で考えているみたいなので、ポンタマレの学生だけではなく、彼らと協力して

ひとつのモデルとして何かできないかを今後計画中。まずは、住民の知識レベルをもう少し、深く突っ込みたいと思う。

 

 

話を聞くと、村の子供が一人獣医学校に学生として来ている事が判明した。

早速彼に話をしてみた。興味は示していたし、口頭では、協力するとのことなので

なんとか、彼を巻き込んで活動を起こしていければと思う。

 

・学生のエッセイ。早朝の清掃活動。

 

ディベートでオナニー主張ばっかりしていて収集がつかなくなるのが嫌なのと、講義が学校行事によりテスト期間まで

ほぼできなくなることが判明したので学生達にエッセイを書かせてみた。

とても書いている間は静かだったので、少しは普段もこの調子でしてもらいたいものだと思った。

 

書いた内容を見ていると、やはり、「知識」

はあるのだが、その解決方法・・・となると、大多数の学生が非常にあいまいな答えしかないことが

わかった。どうやら、やはり、知識→計画→実行となるとなかなかそういうところまでは浮かばないようだ。

ということで、アンケートをとろうと今後考えている人は、時間や、ある程度の教養がある人なら

エッセイ形式で書いてもらうのもひとつかもしれない。よりその人の

教養レベルなどが詳しく、うそ偽りなく聞けると思うので。

 

・・・・ただ、採点は大変・・・人数多いし、字が汚い・・・きれいに書いてって言ったのに・・・・・

 

ところで、週末に朝起きると、学生が掃除をしていた!!

これはすごいことだ!!と思ってたら、本当に寮の周りだけだった。しかも

取りこぼし放題・・・orz

 

たまたまその後に、その掃除を行っていたリーダー格の学生がいたので、

「土曜日掃除してたやん!」

 

と言ったらめっちゃ早口だったので、良く聞こえなかったが

「you gave me that information」

的なことを言ってくれていた気がする。

 

これがこのとおりなら、感動。感涙です。

 

そのついでに

 

「次回から俺も誘ってや。それから、もうすこし範囲を拡大しないか?」

 

と打診してみた。

 

こっちはこっちで学生主体で継続的にさせていきたい。

基本的には、前回も書いたように自分の授業は、このようなゴミ掃除をさせることが狙いだったので、これを継続してくれるようであれば、ひとまずは目的を達成できたことになる。

 

今後は、来年度(9月)の新入生を対象に、今回の結果を踏まえてどんどん取り込んでいければと思う。

 

 

・鶏の市場調査。

 

前回の市場調査のミーティングでメンターの方と話して以来、

鶏の市場動向がどのようになっているのかが、単純に気になったので、

とりあえず、近隣の中規模養鶏ファームに突撃でインタビューをしてきた。

 

両方とも鶏卵を扱っているファームだったが、鶏卵の卸値から、雛の仕入れ値

、よくある病気や、飼料代、ワクチンのプログラムまで、全部喋ってくれ、

最後には、卵を一人では食べきれないくらい「来てくれたから」

ということで、くれた。

 

これより小規模になると、もうほとんどが野ざらしの飼育で、飼料というものも

まともにあげていないことが多いそうなので、今後はこのあたりの

人にインタビューして、自分では何かできなくても色々とデータとして残していければ

と思う。

 

 

 

 

 

 

23年度4次隊の人たちが帰国し、入れ違いに

25年度4次隊が到着し、また後輩隊員が増えた。

 

こういうのを間近で見ていると、協力隊員というのは本当にピストン輸送で、協力隊という枠組みで見てしまうとなんかの部品みたいだなぁ・・・と感じることがある。

 

活動はまだまだ、先行き不透明だが、とにかく一歩一歩だ。