In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

ガーナでの活動、近況報告、進展・・・するのか?

 

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最近、特に活動のことを書けていなかったので、マジメに活動していることをここに記載。ちょっと獣医らしいこと書きます。

 

今のところ、研究所の毎日の仕事は特に変わりなく、毎朝やってくる検体の死後解剖と言う感じです。

 

Post mortemというシステム上、組織を採取して切片を作って組織像的なアプローチなどという突っ込んだことができない為か、ここで使う英語にはなんとなく慣れて来た感じです笑

 

・Hydro pericardium.

・Friable liver

・Detected tapeworm segment in small intestine.

・Bone fracture

 

などなど。

 

稀に細菌感染が疑われる時は、培地に摂取して培養するのですが、培地が普通寒天培地 とマッコンキー培地しかない。あ、あとサブロー培地か・・・どうやって同定するんだ。 いや、僕は微生物には疎いのでなにも言いませんが・・・・

 

寄生虫は、浮遊法とマックマスターを使って、同定。

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それにしても、ここにいると、寄生虫が、成虫、卵、シストと、よりどりみどり。

 

肉眼でみるだけでも、回虫、条虫、吸虫、鉤虫。顕微鏡だと、コクシに、鞭虫卵

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寄生虫の宝庫です。いや、もっとちゃんと駆虫しろ笑

 

Post mortemの結果は、今のところ人知れずデータベース化していっています。

この間、台帳からパソコンに入力していたけど、やっぱり、結論だけを書いていて、それ以外の所見は完全に省いていました。やはりそれは、診断を記録していく上で良くないだろうと。少なくとも自分たちが見つけた所見くらいはしっかり記録しておいて半年分くらい貯めてみての反応を見ようかと。誰かが継続してやらないと、それを真似しようと思わなさそうなので。

 

あと、これは、やはりシステム上仕方ないことかもしれないけど、稟告(飼い主からの情報)

が少なすぎる気がします。

朝起きたら死んでた。とかだけ・・・・

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せめて、年齢、性別、餌、ワクチンの有無などなどは書けるようなフォームにして欲しい・・・日本の問診票のような・・・

けど、これが国のオフィシャルみたいだから変えるのはさすがに難しいかな・・・

 

コンテナもいつくるのやら・・・・はぁ・・・

 

ただ、暗い話ばかりではなく、明るい話題(もあります。それは次回に。