In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

芸術の島に行きたくて。

岡山県と、香川県の間に位置する、小島、直島は別名、「芸術の島」と呼ばれる今、人気の芸術スポットだ。

・・・・といっても、正直自分は、写真は好きだけど、現代芸術にまったく疎い・・・

ただ、高校からの友達達が、前々から行ってみたかったようで、自分が岡山にいることを理由に?

遊びにきてくれ、ついでに直島をはじめ、岡山県の有名どころを案内することになった。

・・・ちなみに直島は香川県です。念のため。

さて、ということで、当日は岡山駅で待ち合わせ。

今回の旅の構成は、男(自分) 1人、女3人(途中1人は後合流)、ちなみに、女性全員、婚約or既婚者って。

いや、ホント、理解のある旦那さんがたで、感謝です。笑

そして、ひとえにこの僕に対する絶大なる信頼感といっておこう!!

岡山駅で集合後、レンタカーで、宇野港へ。ここからフェリーに乗ります。

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瀬戸内海きれいすぎ。ワロタ。

直島に着いてからは、とりあえず、荷物を降ろすためにゲストハウスへ。

泊まったのは「バンブーヴィレッジ」という、民宿というかゲストハウス。

一応、女性が基本で男性は同伴のみ可という、まさに禁断の聖域!!!

ここを、教えてくれた方も、インドで出会って以来未だに親交がある、ホントに素敵なお姉さんで。

たまたま、以前直島に行かれたと言ってたんで、参考にと聞いてみたらここを勧めてくれ・・・・

持つべきものは、女性の友達だなぁ・・・としみじみ感謝しました。

ちなみにここも、芸術家の方が関わって作られてるんで、ものすごくオサレです。

もし、これから直島へ行かれる方は、ぜひご検討ください。ママさんもめっちゃいい人です。

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http://www.bamboovillage37.com

で、荷物をおいた後は車で直島巡り、いわゆる、カボチャや、地中美術館、I♡湯などへ行きました。

どんなものなのかなんて、他でも嫌という程紹介されてるんで、そこで感じた自分の感想など。

2日間全体を通してみた感想は、

よくわからんなぁ・・・・

という素人丸出しの素直な感想。

これほどまでに圧倒的に理解できなかったのも久しぶりなくらい、良いのか、悪いのかさへよくわからなかった。すごいなぁ〜〜〜ってただ、それだけの感じ。

おそらく、まぁ芸術センスがない、云々もあるのかもしれないですけど、

・・・・関わったことがない!というのが一番大きいのかもしれません。

2歳くらいの子に、

2+2=

という数式を見せても、は???ってチンプンカンプンなのと一緒なような感じかもしれません。

個人的には、芸術って言うのは、恋する感覚がかなり大事なウエイトを占めている気がします。

あ、これいいな。と、作品が心の琴線に、何か、少しでも、それが五感(ないしは6感)を通して、触れたとき。

そのときに、その作品を通して、色々な背景や、作った人の背景や裏側を見てみたい。

もしくは、作者の、生き様、人生哲学を知ったからこそ、その作品を見てみたい。

そういうことが芸術への第一歩なのかなぁ。とも思います。

僕は、写真や音楽は、前者、造形、絵画なんかは後者から興味がわくタイプです。

写真は元々、祖父が、戦争前後の時代にに芸大出てるようなセミプロ級の人で、物心つく前から、残念ながら祖父は身体が不自由だったので撮ることは無かったですが、カメラや暗室、アサヒカメラのようなカメラ関係のものが当たり前のようにあって、良い写真とかそういうのを見ながら育ったのは、大学くらいまであまり写真に興味が無かったとはいえ、今も好きな大きな理由だと思います。

逆に、絵画や、造形は、本や、映画で、その人の人生。例えば自分が好きなのは岡本太郎や、カミーユクローデルなどの自分が普段、出し切れないでいる自分の心の中の激しさに挑み続けた人たちの作品というものに強く惹かれます。この人は、このときどう思っていたんだろう。そういう目で作品を見るときに、情景を思い浮かべることができるからかもしれません。

例外としては、「時計仕掛けのオレンジ」とか、あれは、まぁ、音楽やストーリーという複合体ではあるけど一つのセンスの塊のような作品だと思ってます。コロナミルクバーのセンスは素晴らしすぎ。

http://youtu.be/v7_40Y393xI

そういう意味での今回の直島の旅は、まさに、

これからもし、オレらをもっと理解したいなら、ある程度学んでからまた来いよ。

っていう軽く作品達に一蹴されたような旅でした。 だから素直に作品を楽しめたか?というと NO かもしれない。

ただ、 直島へ来てよかったな!と思えることはすごくあって。

まず、写真をまさに撮る場所!というような面白い環境がたくさん揃ってたこと。

なんとなくの町並み、瀬戸内海の風景や、野外芸術はホントに良い被写体で、どうすればこの雰囲気を上手く伝えることができるだろう。と、常に構図を意識しながら撮れました。あえて単焦点レンズしか使わず。とにかく足で距離を稼いだり。あと、友達っていう格好の被写体もいたので写真を久しぶりに楽しめました。

あとは、人との出会い。

特にfacebookで出会って登録・・・とかそういうことはなかったですけど、同じゲストハウスに泊まってらっしゃった家族連れの方と話をしたり、観光にきていた韓国人の女性の方に充電器貸したら、ありがとうといって少しおしゃべりをしたり。ゲストハウスのママさんとも話したり。

最近忘れていたけど、旅の醍醐味ってやっぱり、景色や、アトラクションもいいけど、こうやって、見知らぬ人と話すこと、自分はそれが好きで旅に出てるんだなぁ!!ということを改めて思い出しました。

とにかく、自分と違う世界、知らない人たちがこんなにもたくさんいる。

そんな人たちの話を聞くこと、喋ること、なんて楽しいんだ!!ものすごく「生きる」ということにおける純粋な好奇心を刺激されている気がします。

この気持ちをずっと大切にしていきたいし、そういうことができる環境を持てるような人生を歩みたい。

そんなことを今回の旅で改めて実感。そして決意。

その辺りの内容は、次回へも続きます。

直島の写真、別途アルバムに添付してきます。

ちなみに家族連れの方は、なんと箱根でカフェをやっているそうで。

僕も何かの機会があれば行ってみたいと思いました。

http://www.naraya-cafe.com/j/welcome.html