In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

つ、疲れが・・・・

今までの勤務体制と異なる時間帯、今までと違う慣れない環境、初対面の人たち、ついでに地理把握も兼ねてのランニングといきなりムチャしすぎたせいか、3日目は朝から体が重ーいって感じでした。

しかも追い打ちをかけるように3日目は風がものっすごい強風・・・・

フリーバーンの牛舎、寒すぎ・・・ワロタwww

さて、実習内容ですが、

3日目にして、いよいよ直検。

直腸検査は、簡単に説明すると、牛のおケツに手を突っ込んで、左右の卵巣の排卵などの具合を確認する手法です。

はっきり言って、年期がものをいう技術なんで、自分は最初手を突っ込んでもなんのこっちゃらって感じでした。

5、6頭、超音波で前もってどんな卵巣になっているか教えてもらいながら触診してると最後の方はおぼろげながら左右の卵巣を触れて、なんとなく卵胞や黄体を触知できました。

二ヶ月の間に、卵胞、黄体の感触は完全にわかるようになりたいな。

あとは、足を骨折している牛を診たり。

・・・・っていうか豪快。犬や猫だとまずプレートやピンも考慮して治療を考えますが、牛だと基本はキャスト固定らしい。うん、これなら現地でもできそうかも。

Exif_JPEG_PICTURE

あとは、とうとう来ました、牛の第四胃変異。

牛は胃が4つある動物で、いろんな原因で第四胃が正常の位置からずれることを第四胃変異と言います。

通常四胃変異になった時点で外科的な整復を行います。

なんで、今回も当然のように手術。

 

写真はちょっとグロいので載せませんが、正直スギちゃんも真っ青の

ワイルドだろぅぅぅ?????

っといいたくなるワイルドな手術でした。

小動物の価値観でやってきた自分にとっては結構なカルチャーショックでした笑

でも、少しずつですが牛の診察もコツが掴めかけているような気がします。

四胃変異で特徴的な打診での有響性金属音がやっとわかった!!!ほんとにキーンキーンって聴診器で聞こえました!!!感動!!!!

今付いている先生は割と年配の先生なんでなかなか気軽にまだまだ喋りにくいところもあるんですが、すこしずつでも打ち解ければいいなと思います。

写真は捕縛される牛。ロープの使い方もマスターせんばね!!

Exif_JPEG_PICTURE