In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

黄熱病ワクチン

自分が派遣するガーナでは、入国時に黄熱病ワクチンの接種が必須です。

破傷風や狂犬病、A型肝炎等は、研修中に接種みたいなんですが、これだけは、派遣国によって義務な国とそうでない国があるので、個人で接種ということです。

検疫所は、獣医師も働く可能性がある場所、かつ、感染症に興味もあるので

個人的に少し遠足気分でわくわくです。

 

そういうわけでいよいよ接種日。

 

黄熱病が接種可能な検疫所は、名古屋近辺では二カ所。 名古屋検疫所と、中部国際空港検疫所です。

自分は今回名古屋検疫所で接種しました。ちなみに接種のお金は(10830円・・・高い・・・)は後日振り込まれるそうですが、交通費は100km超えないとでないと。

クッソ・・・・

 

当日は、しっかりと九時には名古屋行きの電車に乗り、10時には名古屋に。

せっかく名古屋に来たので、久しぶりにでっかい大型家電店(◯っくかめら)に行って、欲しいものを現物チェック。

とりあえず、パソコン関係とカメラ関係はもう決まったかな。 あとは値段見てもう少しみたら追々買います。

ついでにアウトドアウェアも見てたら、結構いろんなブランドあるけどどれもメチャ高い・・・汗。

NOSAI実習がメインでしばらく使わないし、モンベルでやっぱ十分かも・・・the north faceのがデザインは好きだけどね・・・

 

昼ご飯に味噌カツ食べて、いよいよ検疫所へ。

検疫所へは名古屋駅からだとあおなみ線という結構マイナーな線にのります。

そういえば前回乗ったのは二年前、JICA中部へ青年海外協力隊の説明会聞きにいったときだったっけ。

2年前の目標が実現して、こうやってそれに向けて着々と準備をしているとやっぱり時は刻々と進んでいるんだなぁと思います。

 

あおなみ線では、稲永という駅で下車。

電車降りてからは、検疫所まで1.5kmくらい歩かなければならなかったんですけど、結構寒い!!

この数日で、急に寒くなってきたんで、カーディガンきて、ジャケット来てたんですけど、

海辺沿いということもあって、途中までは元気に歩いてたんですけど、最後の方は、結構寒くてガタガタしてました。

そんなこんなで検疫所に到着。周りは、ホントにコンテナやでっかい倉庫ばかりで、

力士やプロレスラーばかりのところにポツンと中肉中背の普通の男性が1人立っているような、少し不思議な感じがしました。

 

検疫所へ入るとそのまま四階へ、手続きとしては、

受付表を記入して、体温測定して、収入印紙を渡して、そのまま待機って感じでした。

受付のおっちゃんが、太った体で、まるでコマネズミのようにちょこまかちょこまかと動いていたのがなんか微笑ましかったです。

さて、名前が呼ばれて個室に入り、いよいよ接種です。

 

名前、アレルギーの有無、薬の服用の有無などを聞かれていざ、注射。

職業柄、注射、接種部位ガン見ですww

針はおそらく25Gの長針、量的には1.5ccくらい。接種部位は利き腕と反対側の上腕部へ筋注です。

さされた感触としては、さされてる瞬間はほとんど痛みはなかったです。ただ薬剤を注入している間は、やはり鈍痛というか圧迫されるような感じが少しありました(といってもほとんど痛みはないです)

注入時に聞かれたのは「手先ににしびれはありませんか?」ということ。

やっぱり、おそらく神経に刺してないかは確認するんですね。

ちなみに動物だと筋注は基本臀部なんですが、座骨神経にささないように注意します。

・・・・で恙なく注射が終わって、そのまま30分ほど待機。

待ってると、結構人がきてました。25人くらい?小耳をたててると、アフリカもいれば、南米もいましたけど、こうやってワクチン打ちに来る人って結構いるんだなぁと、驚きな感じと妙な親近感を覚えました。

もしかしたら協力隊の人もいたのかも。それとなく探ったけどわかりませんでしたw

混んでいたので30分の待ち時間を少しだけオーバーしつつも、無事黄熱病の接種証明書。イエローカード!ゲットしました。

あとは、抗体を体内で産生して、免疫機能が働くのを待つのみ!

それにしても、国試で覚えたフラビウイルスがまさか自分の体内に接種される日がこようとは・・・・

これからあと数回ワクチン打つんでまぁこんな感慨にもあまりふけることはないでしょうけど、

唯一気にかかるのは狂犬病ワクチン。

打った直後のイヌの反応を見てると、結構痛そうな感じなんで、少し不安ですだ。

では、これで、ワクチンレポ終了です。