In Blue Skies

とある獣医の青年海外協力隊日記からのイギリス大学院留学

小動物臨床の道はある意味、ハンターに似ていると思った件。

ハンターハンターが連載を再開しているようで、日本に帰ったらとりあえず読みたいと思います。

 

・・・とその中でふと自分の過去の小動物臨床の経験を振り返ってみたら、なんとなくハンターに似ているなーと思ったので、書いてみようと

 

それなりに難関を一応パスしないといけない。

獣医学部(学科)が存在している大学がそもそも少ないのに加え、定員も医学部に比べ、非常に少ない(逆にいえば、マイナーを好む変人ともいえるが・・・)

偏差値は医学部に残念ながら一歩及ばないが、そもそも獣医師になりたい人のおそらく95%以上は、「獣医学部」に入りたい!!と思って来ているので、正直なところあまり偏差値は医学部との差を比べる厳密な指標ではないかもしれない(でも、変な自虐感はなぜかある笑)。中には医学部の滑り止めできている人もいるらしいけれど、正直全く視点が違うので、これから受ける人には全くお勧めできない。

 

まぁ、そんな感じでとりあえず、少なくとも難関と言われる獣医学部に入学・・・すると今度は結構多忙な90%以上が必修の日々が待っている。

 

そして国家試験へ・・・・

 

合格率が全体的に90%以上という、まぁ、今までキチンと勉強していれば落ちないでしょ。と言われている試験、そして周りが知り合いばっかりという試験なので、正直、試験内容というより、そのプレッシャーのほうが高かった記憶が・・・笑

 

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このように、まず、獣医学科に受かり、獣医師国家試験を受かって、初めてハンターライセンスならぬ、獣医師ライセンスを獲得することができる。

 

ハンターライセンスみたいに売って一生楽することはできませんが、そのライセンスで、小動物獣医として動物病院を開業するもよし、牧場で大動物獣医として働いて(開業)もよし、公務員獣医として働くもよし、海獣獣医師として働くもよし、製薬獣医として働くもよし、とまさに、ハンターライセンス(ほどはいかないけれど)応用が利く(一応曲がりなりにも厚生労働大臣が定めた専門的知識を有する高度な資格らしいですしね)。

 

しかし、そんな、ある程度の難関を潜り抜けて得た、ライセンスも、小動物臨床に勤めだしたら(それ以外でもでしょうが)、ただ、ライセンスを持っているだけであり、一人前の獣医師とはいえない。

 

そう

 

真のハンターに必要なもの、

 

「念」

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に程近いものが小動物獣医師には要求されるのである。

 

まずは、自分の得意な分野だ。

 

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動物病院の獣医師は原則ジェネラリストである。

一応、全てをまんべんなく、しかも犬から時には飼鳥まで見なければいけない。 

その中でも、ずっと診療をしていると、

 

強化系、操作系ならぬ、

 

外科系、内科系、検査系、皮膚系、眼系と、(まぁこれは人医もそうだが、)

 

自分の得意分野が「念」を習得することである程度わかってくる。

 

自分の場合は、どちらかというと内科系であった・・・と思う。

 

少なくとも外科系ではなかった・・・・・手術怖いし。

 

最初の1年目は、はっきり言って、念能力なんて感じることもできないくらいいっぱいいっぱいだ・・・・この中で、心を病んでしまい、二度と小動物の世界に戻ってこれない獣医師も少なからずいる・・・非常な世界だ・・・

 

ちなみにイギリスではダントツ自殺率1位は過去の記事ながら小動物臨床の獣医師のようだ。。。。

 

 

 

しかしながらその中で、無意識にも「念」の四大行

 

テン オーラが拡散しないように、体の周囲にとどめる 体を頑丈にする 若さを保つことが出来る
ゼツ 精孔を閉じ、オーラが全く出ていない状態にする 気配絶ち 疲労回復
レン 精孔を広げて、通常以上のオーラを出す 大量のオーラを駆使できる 攻防力が上がる
ハツ オーラを駆使して、「系統」の力を発揮する 念能力の集大成にして個別の能力 いわゆる特殊能力必殺技を指す

 

をマスターしているのだ・・・と信じたい。

 

さて、その1年目を無事に終えると、2年目以降、急速に念能力が高まってくる。

 

その応用技を紹介しよう。

 

イン オーラを見えにくくする 気配が消せる。「発」が見えなくなるため、仕込みや不意打ちが可能。具現化した物体も見えにくくなる。

 

犬や、猫は気配に非常に敏感である。

ましてや動物病院に来ている状態なんて、ストレスマックス。

普通の生活で皆さんが見たこともないような猫の衝撃的な光景がここではわんさかとある。

その中で、いかに彼らにストレスを与えないようにするか。

 

そのために陰は活躍する。

 

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注射をする・・・という気配をできるだけ最小限に抑えるのだ。

 

ギョウ オーラを体の一部に集中させる 攻防力・身体能力が部分的に強化される。目にオーラを集めることで「隠」を見破ることができる。

 

病院に勤務をしていると、目に見えないものをなんとかしなければいけない状況に多々遭遇する。

あまりにも小さすぎて、もしくは太りすぎて血管がもはや見えも触れもしない。

そんな状況こそ、凝を行うのである。

3年目にもなれば、目にも見えない、血管からの採血も可能になるのである。

 

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ケン 纏 練 「練」の状態を維持する 戦闘態勢をとり、隙のない防御を固める。

 

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動物は、いつなんどき襲い掛かってくるかもしれない。

診察室に入った瞬間から、顔は笑顔で、しかし、体は常に堅を維持しているのである。

また、時として飼い主さんは非常である。こちらが全身全霊を尽くしても報われない時、ちょっとしたことでも容赦なく攻めてくるような飼い主さんも残念ながら・・・・いる。

 

そういう時はもう心を完全に堅で覆うしかないのである涙。

 

 

エン 纏 練 オーラの覆っている範囲を広げる オーラに触れたモノの位置や形状を肌で感じ取ることができる。

3年目にもなると、院長が不在であったり、することも多々ある、その際に、病院内のすべての動作に気を配るために「円」を習得する必要がでてくる。

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診察で、飼い主さんと話している中でも、看護師さんが今裏方で何をしているかに絶えず注意を絶やさず、時には、その中でさえ、動物の心電図の心拍数を聞き漏らさず、異常を検出しなければならない。

そして、さらにはその次の飼い主さんの状況を把握、看護師さんに必要な薬等の指示など・・・・

 

はっきりいってこの総合マネジメント力は尋常ではない。

 

 でも、結局、それは全部結果として自分を上げてくれているんだよね。

 

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 今やっていることに、正直全て臨床が役立っているとは思わないし、例えば協力隊だって新卒の獣医師で来ることも一つの手段かもしれない。

 

ただ、個人的には、「獣医師」と名乗るにはやっぱりある程度ライセンスを持ってから働いて初めて言えるのではないかと思う。

 

で、残念ながら協力隊での活動は「獣医師」としてのスキルを上げてくれるのか・・・というと、日本にいるほどは正直上がらないと個人的には思う。なぜなら、日本の人も含めた医療はあくまで、日本やその他「先進国」がベースだから。(もうちょっと過激に言うと、これを「社会人経験」というのは、「経歴上」はそうでも、やっぱり厳密には違うと思う。

 

よく新卒の方が、これも社会人経験の一つだと思って応募しているかもしれないけれど、少なくとも先進国社会が求めている「社会人」ではないかなーと。もちろん、ものすごくいい経験だし、新卒で来ることはそれはそれで社会人経験がある場合とは全く違う数えきれないメリットもあるのだろう。

 

なので、もしこれから海外に「獣医師」としてのスキルをある程度伴って出てみたい。

という方(もちろんそれ以外の医療職、専門職の方)は、そのあたりを少し検討されてから行ってみる・・・というのも一つではないだろうか・・・・

 

上記は、国際協力では有名な山本先生も言われていることですがね・・・・

 

 

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

 

 

 

 

最後は少しまじめな話になってしまいましたが・・・・

 

何にしろ、

 

ハンターハンター早く読みたい!!!!!

 

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ディスカッションについて思うこと。

 

 

いまさらおせーよ!と自分でも思うんですが、いつも講義の中のディスカッションで

 

「なんで自分はこんなに大人数だと話についていけないのか・・・、これは英語がわからないということだけでは確実にない・・・・だって、さすがにある程度理解できるし、一対一なら納得もさせれるし・・・・」

 

と思っていたなぞが少し解けた。(というか、よく考えたらガーナでも感じていた)

 

 

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見ている視点の違いを理解する

 

どうやら、 たとえば

 

安全で、快適な家を新しく建てよう!(建てるエリアとかは自由に指定できる)さぁどうする?

 

みたいなお題で、たぶん大体の日本人だったら

・交通状況(駅とか、主要道路までの近さ)

・立地(地すべりとうない?)、海から、山から近い?

・予算 などなど

 

のおそらくいわゆる土台から話し始めるのがたぶん大多数だと思う。

そっから、

 

じゃあそれにあった材質、内装云々 を考えていくと(個人的に思う)

 

ただ、どうやら多くのクラスメイトが

  • バリアフリー!!
  • 全自動キッチン!!
  • 床下暖房!
  • (まぁ出て)耐震構造!!

とかいわゆる最終案?というか、一番最後に選べばいいものをまず出してきて、そこで、頭の中で 「え?・・・・」で思考停止してしまうのかも・・・と思った次第でした。

 

逆に、自「え、じゃ、じゃあ・・・それはどういう条件がいるの?たとえばこういう外的要因は考えなくてもいいの?」 と聞くと、

「え・・・?」 と、固まってしまう。

 

そこで、大人数だとなんか大多数に圧倒され(相手にされず)その議論は結局抹消・・・のパターン。

どっちが正しいかはしらないけど、内から外へ展開していく(もっというと中心部分だけ言うこと)は、どうも歪というか、矛盾が多々存在すると個人的には思っています。

 

特に前職の診断プロセスからか、

見えないところも含めていろいろな可能性を埋めていってより妥当なものを選択する

 

というのが、診断の定石だと思っているので、なんというか、その議論は深みがまったく感じられず、あまりに教科書的というか直球すぎてプロセス的に体が受け付けず「気持ち悪い」と感じてしまうことも多々あるのが正直なところです。

 

よくよく考えると、ガーナでよく見かけた、熱→マラリア!!!もここから来ているような気もしないでもないけど・・

 

30分だと、いったん躓くと、リカバリーができなくなるので、難しいなーと思うのですが、なんかこういう議論をより建設的に行うためのいい手段はないのだろうか・・・と考えてみています。

 

例えばもう少し自分も含めて日本人が英語が喋れたら、ファシリテーターとしての資質は日本人は相当高いんだろうなーと思っています。

 

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個人的にですが、日本人はやっぱり話もよく聞いて、みんなのいいところを抽出する力が空気を読む文化だからか妥協するところが多いからか(?)、抜群にうまいと思います。

 

だから、もう少し日本人が強気になれて、「あなたの意見はこうね??」「じゃあこうしたらどう?」

と、上手くお互いの意見をすり合わせることができればもう少し議論は円滑になるのかもしれない・・・

 

でも、えてして、今のところ、グイグイ言うような人のが、先生とかからもエクセレントとか言われるんで、なんか自分のスタイルがおかしいのかなーともやもやもしたりする。しゃべったもの勝ちな社会なところは残念ながら痛烈に感じるのでなんとなく悔しさもありますね。特に日本人はやっぱりどんなに喋る人でも、割りと簡潔にしゃべる傾向にあると思います。「一言で十分でしょ?」は、この場合、実はあまり通じないことが多い・・・と最近になると思います。

 

どれだけ、具体例を盛り込めるか、も一つの大切な要素かも。日本人には

 

「あれ??これって喋り過ぎじゃない??って思うようなこと、そんなこと言わなくてもわかるでしょ??を言うくらいでちょうど良いくらい。」

 

あとは、一対一なら納得させられることは多々あるので、本当に必要なときは、一人ひとりと時間を作って真摯に向き合うことですかね。

 

やっぱり、日本人は色々ありますが、基礎学力は高いほうだと思います。

だから、当たり前に筋道を立てていけるし、それを論理的に証明できます。1:1なら笑

 

もうあんまり時間もないけれど、そういうことを意識しながら英語もしゃべりたいなーと思いますね。

Xperia Z5 compactとiphone SEと悩んで、Xperia をチョイスした件。

突然ですが、私はとあることが起きるまでは、HuaweiのAscend mate 7を使っておりました。というか一応今もなんとか使えております。

 

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しかしながら、Genevaでとあることがおきまして、携帯電話をこの度あらたに新調しました。

 

まさかのすっぽ抜け・・・・

Ascend mate7はファブレットという特性上、自分も手帳ケースに入れて使っていました。

 

正直自分は手帳ケースは開閉の一手間がどうにもスマートに感じられず、好きではないのですが、やはり6インチという大きさ・アルミボディという滑りやすい材質上、手帳を使ったほうがホールド感も増しいいかな・・・と思ったのがきっかけです。

ただ、家等、持ち歩かない場所では、極力外して使っていました、そのほうがかっこもいいので、その代償として、つけたり外したりで、ケース上部のプラスチックが壊れてしまい、これがいけなかった・・・・・

 

夜、寝室に帰ろうと思ったら、ロビーの段差が、予想以上にあり、膝かっくん状態に。

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その時も、ケースはしっかりと保持していました、ケースはね・・・・

まさかの、ケースから、携帯電話本体が膝かっくんで腕がスイングされた瞬間にスライドしてすっぽ抜け。

 

これがホントのスライド携帯。

・・・・・とか言ってる場合じゃなく。

 

ロビーのコンクリートで華麗にガリガリされた、我が携帯。

 

画面が見るべくもなくなりました。それでも使えるから壊れるまでは使うけど。

 

自分がiphoneにしなかった理由。

iphone SEの4インチサイズ、正直めっちゃひかれました。

 

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リーズにはなんとアップルストアがあり、実際に商品を触って確かめることが可能です。

 

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そのため、 実機を触ってみたのですが、あぁ。。。いいなぁ。。。と正直思いましたよ。思いましたとも。もともとApple信者だったし。

手に来るしっくりさ、LINEとかちょっとのWEB閲覧しかしない自分。Macユーザーなので、同期も簡単でしょう。

 

でも・・・・

 

みんなiPhone ってなんぞね。

 

これが、最終的に選ばなかった理由です。

 

大学内、特に中華系の学生さんは、誰もかれもがApple 製品。

なんか、「個」を感じられなくなってしまいそうな感じがどーしてもしてしまい・・・

 

 

あと、自分はMacは写真編集がとてもしやすいということで、ずっと使っているため、正直、iPhoneはオマケみたいな感じでした。タブレットiOSは持っているのもあり。iphone 4Sまでは使っていたのですが、正直あの時ほどの所有欲もなんかApple 製品に今は感じられなくなっていたり(ジョブスの理念がやはり反映されてないようなきがするので。)。iMac 5Kが定住できそうならほしいな~くらいで。

 

ということで、購入しました。

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ちょっと、手のひらサイズでもてるこのサイズをもう一度使ってみたいなーと思い、xperia の中で、一番小さいこの機種をチョイス(安くなってきたのもあり)

自分の使用用途は前述のようにWeb閲覧、電話、メッセージアプリくらいなので、これでもいいかなーと。

 

あとは、Appleに負けてほしくないという意味で、国内ブランドに貢献したいと思いチョイスしたのも大きな理由です。

 

Macは確かに写真編集等にはすごくいいけど、それ以外では完全に自国ブランドを応援しています。頑張れ国内メーカー!!!! と海外に住んでいると日本に頑張ってほしいという思いが強くなります。日本住んでいるとわかんないけど、やっぱり、日本のブランドってすごい有名なんですよね。そしてやっぱりみんながほめてくれるのはすごく嬉しいし、誇らしいです。本当に。

 

(今後の住む場所によって、またファブレットを選ぶ可能性も大きいですが、やはり見やすいのと、電話が独自に使えるのは途上国ではメリットなので)

んで、使ってみた感想

下記が良い点

・デザインが良い。

・動きがHuaweiに比べるとサクサク。

・防水・防塵

・カメラ取るときに持ちやすい

ですね。

特に、防水・防塵はこれからまた途上国で可能なら働きたいので、大きいポイントだと。(前倒しで。決意の意も込めて)

あと、カメラ取りやすいのは地味に大きいですねー

 

ダブレットのデメリットとして、やっぱりカメラ取りにくいのが正直ちょっとありました。

落としそうだったり、手帳ケースが邪魔だったり・・・

 

そんな中、この機種は、カメラ性能を売りにもしており、非常に心惹かれました。CMもかっこいい。CMのおかげで、色もiphone4S以来の白をチョイス。かっこいいから笑

 


Xperia Z5 Compact from Sony, announced at IFA 2015

 

デメリットとして

・バッテリーは持つとはいえ、前の携帯のほうが良かった気がする。

・見やすさは大画面が圧倒的に正義(特にゲームしたり、動画見てる時)

・持ちやすさはそれでもiphoneSEのほうが良い気がする。

等々。

 

まぁ、今のところ、100%自分にぴったりな携帯もなかなか見つけられないので、どうpros and cons をチョイスしていくかですよね・・・・

 

でも、現在のところ、全体的に大満足です。

 

んなわけで、とりあえず最低2-3年は今の携帯を大切に大切に使っていきたいと思います・・・・壊れないで涙

 

 

 

 

 

Geneva 旅行 その2

ということで、その2。

  

haru031651.hatenablog.com

 

今回は軽くですが、何をしていたのかを紹介します。

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基本的にはWHOで実際に第一線で働いている人たちからWHOって何してるの?をものすご~く簡単に聞く。

ということに尽きると思います。

例えば、

・WHOのしくみ。

とか

・ヘルスシステム

とか。

概論もあれば。

もう少し細かく

結核

メンタルヘルス

・顧みられない伝染病

マラリア

・ジカウイルス

・エマージェンシー

などの各論・・・・の中の概論

 

みたいな感じでした。

 

実際、それぞれの時間が1時間前後しかなく、しかもあとからあとから休憩もなくみっちり来るので、なかなかその程度しかできないのが実情なんでしょう。

ということで、やっている間は昼の休憩以外は休憩自体があまりなく、みっちり9-17時なので、割りとタイトなスケジュールです。

 

またWHOが主ですが、5日間のカリキュラムの中では、レッドクロスや、ユニセフUNHCR、その他諸々のジュネーブに本拠地を置く、様々な国際機関を訪れることができます。

(どうでも良いですが、レッドクロスの事務所がIKEA内にあったのは笑ってしまった。)

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あとはレッドクロス博物館とか

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前回言ったUNとかも行けたのは本当にいい経験でしたね。

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以下参加して良かった点

WHOのトップに質問できる機会。

一応、曲がりなりにもその分野のトップの方々に説明をしてもらい、かつ質問をすることができます。自分も顧みられない伝染病、マラリア、TBの人たちには自分の経験で思っていることを質問することができました。その質問への回答は期待はずれのものもあったり、逆にまだ出版もされてないようなレポートをメールで添付して頂いたり、日本人の獣医師の方でJPOとしてWHOで働かれている方を紹介していただいたりと本当にいい機会をいただけたりもしました。

 

国際機関がどんなものかなんとなく感じられる。

国際機関に憧れを持たれる人は一度その雰囲気を見てくる絶好の機会かもしれません。個人的にはますます(頭が追いつかないけど)働きたくないかも・・・と思ったりもしたり笑 

プライズで素敵な出会いがあるかも・そして大切なことを改めて教わった

3日目に自分の興味のある分野の国際機関に分かれて、お話を聞きに行く。

というカリキュラムがありました。その中で自分が選んだ機関のお話を聞き、

帰り際、階段を登りながら、担当してくれた方になんともなしに

「そういえば、日本人や、韓国人など、アジア人は働いているのですか?」

と尋ねたら。

「日本人1人だけいるよ~~、しかも僕の隣のデスクだよ!今紹介してあげるよ!!!」

ここから教訓をいただいたのですが、ちょうどその時、外で記念写真を撮ろうと外に向かっている途中だったので自分は

「あ、じゃあ後で・・・」

と言いかけたら

「何言っているんだい??遠慮してちゃダメだよ!今しないと!」

と、まさかの林先生状態。

 

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やっぱ大事なことは世界共通で、日本人の遠慮はこういうシチュエーションでは、かえって損なんだな・・・と改めて思いました。

 

その後、その紹介してくれた日本人の方が、わざわざお時間を1時間以上もとってくれて、(しかもお茶までごちそうしてくれて)、その方もJPO出身とあってか、めちゃくちゃタメになるお話をしてくれました。しかもガーナで会ったことのある国連職員の方とも知り合いで、どこでどうつながっているかわかんないもんですね笑

世界標準の英語がたくさん聞けた

国際機関で働かれている方の英語ってさぞかしペラペーーーラで早くて・・・と思いきや、全くの逆で、もちろんペラペラなんですが、本当に日本人の僕でもほぼわかるような平易かつ、わかりやすいスピードで皆さん喋ってくれていました。

英語が国際語だっていうのはこういうことなんだな・・・・ということを改めて、実感でき、わざわざ難しい言い回しをする必要性は本当にないんだな・・・と少しですが、安心をいただきました。

 

 

PS

そうそう、一応WHOの一番トップ マーガレット・チャンもお会いすることができました。クラス全員で集合写真お忙しい中撮ってもらいました。。ただのおばちゃんだったけど笑 あ、でも彼女の英語はめちゃくちゃわかりやすくて、やっぱりそこは本当にすばらしい。これが前述の国際語としての「英語」をまさに体現してくれた英語でした。

 

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以上でGenevaの長いようで短い7日間の行程は終わります。

 

観光とかは、色々もうすでにみなさんがブログとかで書いていると思うので、割愛させていただきます。

 

ただ、景色は本当に綺麗だったから、それだけでも行けてよかったなーと。

 

帰ってきてからのイギリスの天気の悪さが半端なくてげんなりでした笑

 

以上。

 

Geneva 旅行 その1

いざWHOに乗り込む!!!

 

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ということで、4月の上旬に一週間ほど、WHO(世界保健機関)の本部がある、ジュネーブを訪問してきました。

 

これは、MPHならびにリーズ大学内にある、公衆衛生系のコース共通のオプションで、おおよそ450£かかる形になります。

 

といっても、航空券、空港までのバス送迎、宿泊費(朝食付き)、滞在中のジュネーブバスフリー券、WHO訪問と全部込みこみでこの値段なので、後述する物価の尋常じゃない高さを考えると、非常にお得なプランだと思われます。

 

リーズからはブラッドフォード空港を使っておおよそ2時間。日本からだったら東京ー福岡とか鹿児島とかそんな感じですよね。ほとんど国内な感じ。

言語は変わります。

ということで、言語はスイスの公用語フランス語に税関を抜けた時点で変わります。

道路も右側通行。(イギリスは日本と同じ左)

 

「ボンジュール」

とか

「めるしー」

とかいっちゃってる自分が妙に恥ずかしい・・・

 

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な、なんだこの物価は・・・・

現時点ではそこまでではないですが、それでも何かと微妙に高いイギリス。

でも、それでもジュネーブに比べたらかわいいものでした・・・

 

バナナ一本150円!!!

 

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いや、一房じゃないですよ。

 

コープがあるのですが、そこでの普通のお値段。

 

水一本(750ml)のボルティック650円とか。

 

もうすべての値段が尋常ではない・・・

 

誰だよ、日本は物価が高いとか言ってるやつ。

 

さまざまな国際機関の本部がここに。

WHOだけではなく、ここにはたくさんの国際機関があり、

ざっとあげただけでも

UNHCRユニセフILO など等。

 

国際連合のヨーロッパ支部であり、かつての国際連盟の本部もここジュネーブにあります。

 

 

会議がない間は、一般人も見学可能であり、カリキュラムの一貫で中に入ってきたのですが、

 

日本はかつて、この国際連盟を啖呵切って脱退したんだよなー。

 

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そう思うとそのころって曲がりなりにも自国の正当性をキチンと言い、他国(その当時のまだまだ西欧列強がのさばってたような環境でも)から受け入れられない場合は脱退も辞さないような気概があったんだよな・・・・

 

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とかなんとか思ったりしてました。

 

さて、そんなこんなでWHOの訪問が始まります。

 

続く。

 

イギリスの天気は本当に安定しないなーという件

5月に入っても本当に天気が安定せず正直天気に嫌気がさしてきています。

 

最高気温がようやく今週からだいぶ上がるとのことですが、4月上旬にも一度割りと結構上がったと思ったら、また連日最高10度をヘタしたら下回る気温・・・・

 

それだけならまだいいのですが、本当に不安定で、例えばさっき晴れていて

 

「あ~日差しが暖かいな~~」

 

と思っていたら

 

ビュー~~~~~~

 

っと冷たい風が吹き出し

 

曇り空になり・・・

 

とうとう雨が降り出すという始末(この間1時間かからず)

 

冬の間はまぁまだこちらも心の準備ができていたのでなんとか耐えていけましたが、

5月といえば日本はヘタしたら半袖だったり、昨年のガーナの酷暑を経験していると、この10度位かつ不安定な天気はやっぱり気が滅入ってきますね・・・

 

心なしか、寒さに対して少しおかしいイギリス人でさえ顔つきが暗いような・・・気もする??

 

そんな今日ですが、来週末にハーフマラソンに出る日本人の友人と(自分は出ません・・・高いから笑)ともに20kジョギングへ!

 

ほぼほぼ実際のコースを走ってきました。

 

途中、ウマの牧場等がありまして、こういうところはやっぱり田舎っていいなーと思った次第です。

 

あと3ヶ月くらいしかイギリスには滞在できないので、少しずつできることをやっていこうと思います。

 

 

 

Liverpool 訪問

週末にリバプールへフラットメイト達と行ってきました。

 

港町だけあり、天気が幸いしてか、海鳥が町中を飛び回る素敵な町並みでした。

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Beatles 博物館や、リバプール大聖堂等メジャーどころは今更自分が紹介してもあんまりおもしろくもなさそうなので割愛させて頂き。

 

www.beatlesstory.com

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少し、自分の過去等が関係している名所の紹介を。

 

その中で訪れた一つに奴隷博物館がありました。

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リバプールはサッカー、ビートルズだけじゃなく、奴隷貿易の際のアフリカ、アメリカの中継点として栄えたという負の歴史も持っています。

 

 

ケンテ、エルミナの城塞と、ガーナでは馴染みのあるものが展示されていることで、改めてその植民地、奴隷という拭えない負の歴史がガーナにはあり、皮肉にもそれを西洋の視点から見ることが今回できました。

 

 

アイデンティティの喪失。

Peace corpsの友達と話していた時のアフリカンアメリカンの話を見ながら思い出していました。私の先祖は奴隷として、同じアフリカンに売られ、そして、来た当初、ガーナ人にお前はアフリカンではない、先進国の人間だと差別されたと…

 

 

haru031651.hatenablog.com

 

ガーナで自分が、ケープコーストの城塞を訪れた時、奴隷を収容していた牢獄にも行きました。

 

城塞の光もほとんど届かないような地下に身動きも取れないくらいに押し込まれていたそうです。

その後も、このリヴァプールを経由した、過酷な船旅を強いられ、植民地に着いてもなお、人としての尊厳を奪われ奴隷として働かされたという過去。

 

また、今回同行したフラットメイトのうち2人は、メキシコ、エクアドルと、奴隷貿易で奴隷たちが行き着いた先の国々であり、そして彼女たちのご先祖も一時期は西洋諸国に植民地化されたつらい過去があり。 

奴隷博物館の下のフロアは、船舶博物館であり、タイタニック号等の超豪華客船の歴史を展示してあったのですが、その中に、1900年代初頭のラテンアメリカでの周遊ツアーのポスターが貼ってあり、そのキャッチフレーズが

 

「太陽の光、ラテンアメリカへ」

 

という、なんともイギリスに居ると、本当に皮肉にしか聞こえないキャッチフレーズでした。

 

複雑な思いと、日本はその中で「植民地化」をされていないという改めて本当に稀有な歴史を持つ国なのだと。

 

過去は変えれないけど、過去から学ぶことはたくさんあると思います。

 

 

熊本での地震、大切な人、友人が九州にいることで、本当に他人事ではなくなりました。イギリスで祈ること、安否を確認することしかできない自分が歯がゆいですが、過去の辛い経験を踏まえて、一日も早く落ち着いてほしいです。

 

因みに、お昼ごはんはヨルダン人のフラットメイトもいたため、彼も食べれるレバノン料理に行ってきたのですが、

 

レバノン料理マジウマい。

 店も、アラブ系以外に現地の人もかなりいて大盛況だったのですが、いや、本当にこれは流行るわ。

と思わせられる美味しさです。正直イギリス料理よりはよほど美味しい。しかもムスリムも安心して食べられるし。

 

日本でももっともっとメジャーになってもいいのになーと。

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